視覚障害者

12月上旬ににメガネ処方をしていただいた時の視力(矯正視力)は両眼とも0.1でした。(・・;)

先生と相談して、障害年金の手続きを進めていくことになりました。改めて診断書の作成を依頼して、後日に年金事務所へ申請の手続きに行ってきました。

受付していただいた女性の方は、とても親身になってお話を聞いてくださり、申請書の書き方など丁寧に教えてくださいました。特に診断書以外の「病歴・就労状況等申立書」は、申請者自身が記入する書類で、いつから自覚症状があったかとか、その頃の仕事上の困難なことなどを詳細に書くようになっているのですが、この書き方が曖昧だと、審査の際に問い合わせがあったりして受給の承認に時間がかかったり、場合によっては審査が通らないこともあったりするそうです(自分が初診日と思っている日が、初診日として認められない等)。そうならないために、当時の状況を細かく記入するようにと教えていただきました。

一定の年齢が来て受け取りが開始される年金と違って、障害年金はそういった審査が必要なため、受給の可否が通知されるまで3~4か月かかるとのことでした。

そして2月になり・・・次の診察の日がやってきました。いつものように視力検査から始まりました。検査をしてくださっていた視能訓練士の方がなんだか慌てた様子で「すみません。いつもならここで瞳孔を広げる目薬をするのですが、今日はちょっと・・・かなり見えてらっしゃらないようなので・・・先に先生に確認してもらおうと思います。」と、言われたのです。「今日、そんなに見えてないですか?」と聞くと「はい。0.05までしか両眼とも見えてらっしゃらないようで・・・。」

そのまま、主治医の診察室の前に案内され、待っていましたが、ひざが震えて、言いようのない不安に襲われていました。「2ヶ月前は0.1だったのに。なんで今日は見えないんだろう・・・?そんなに急に落ちる?なんで?たまたま?」と、頭の中でいろんな言葉がぐるぐる回っていました。

先生に確認していただいて、特に問題はないとのことで他の検査もしていただきました。検査が終わり、再度先生の診察室へ入りました。先生から「ロービジョン外来ってまだ本格的には受診されてないですよね?次の受診日に合わせてロービジョン外来の予約も入れておきましょう。少しでも見えている間に、機械の使い方やその他いろいろなことを知っておくというのは、後々で絶対に有利だからね!!それと、障害者手帳の申請もできるからしましょう。」と言われました。

1年前の矯正視力は確か0.5くらいでした。たった1年で0.05まで下がってしまい、障害年金や障害者手帳の申請をするまでになってしまった。

さすがののんびり屋の私でも、冷静さを無くして涙がじんわりと浮かんできて・・・(´;ω;`)

確かに・・・年末年始に娘が帰省していたので、一緒に家族でイルミネーションを見に行った時も、幻想的な光景がぼやけてさらに幻想的に見えていたし・・・階段も境目がわかりづらく怖いと感じることがあったり・・・離れた場所から誰かに会釈されても全然誰だかわからず、近づいて初めて「あ、〇〇さん、こんにちは」と言葉を交わす始末・・・。

先日、お花見に行きました。河原沿いの土手を結構な距離歩いたのですが、もうそれさえ怖くて。満開でお天気も良かったので、人がとても多いうえ、道の段差がわからない、ただ歩くだけでドキドキして・・・最近そんな感じで明らかに今までと違うと感じるようになってきました。

「視覚障害者」という立場になるんだなぁ・・・・と。

ロービジョン外来で、いろんなことを聞いてみよう。症状の変化が速すぎて、若干ついていけてない感がありますが、とにかく受け入れなければ始まらない。できる限り生活の工夫をしていこう。慣れるまでの辛抱だと、自分に言い聞かせて不器用なりにやっていこう。

あ、黒いまな板を使ってます。食材が見えやすくなりました(^▽^)/

それから黒いしゃもじも・・・ごはんがよく見えます♪(o^―^o)♪

    

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