カメムシさんの存在

カメムシさんをよく見かけます・・・最近。

カメムシさんを見つけると、周りの人たちが急いでガムテープを持ってきます。そして、ぴとっ・・・とくっつけて退治します。

でもふと思ったんです。

カメムシさん達は何も悪いことしてないんです。

あの独特な嫌なにおいを出すだけで、ものすごく嫌われています。

においを出している時ならともかく、全く何もにおっていない時でさえ、「ただそこに存在している」だけで人間に退治されます。

台所を荒らして不衛生という感じでもなく・・・とにかく見つかると退治されます。

かわいそう・・・(;_;)

存在そのものを否定されるというのは、どういうことだろう。人種差別・宗教の違いによる差別・生まれた地域による差別・・・こういう言葉で言うとなんとなく大きな問題のようだけど、結局のところこのカメムシさん退治の際の人間の心理って、最終的にはこんな大きな問題につながっていくような気がして・・・。

嫌なものは排除する・役に立たないものは排除するという思い。

カメムシさんという小さな命を目の前に、深い問題を突き付けられたような気がしました。


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