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スウィープフィートオークス回顧

シザリガーです 
現地で見せてくれたスウィープフィートの走りに改めて心奪われました
直線入る時チェルヴィニアに並びかけた時には夢を見ましたし、何より無事に完走してくれてよかったです!

興奮冷めやらぬ夜ですが、今回はなるべく冷静にスウィープフィートのオークスの回顧をしていきます
最後まで見ていただけると嬉しいです


レース回顧


まずパドックからですが、現地4階からパドック見ていても1頭だけテンション爆発していましたね!(途中からコガネノソラもはしゃいでた)スウィープらしくて可愛かったと言いたい所なんですが、正直2400m戦に出走する馬のテンションではなかったですねww←笑えない
パドックを見てあそこまで狼狽えたのは初めてです。あれを見た時点で緊張が吹っ飛び心配の感情に支配されました
返し馬でもテンションは高かったけどけど少しずつ落ち着いてきた姿を見て改めて精神的な成長を感じました!ですが、いつもと比較するとかなりレース前のテンションは高かったですね、、長距離輸送が影響したのかな?

しかし豊さんは本当に凄いですね パドックであのテンションだったスウィープを返し馬等の所作でかなりクールダウンさせていました。レジェンドはやっぱり凄い
一度テンションがぶちあがった馬を落ち着かせるのって本当に難しいと思うんですが、パドックに比べてレース前はかなり落ち着きを取り戻していて凄いなと。G1の大舞台で鞍上があんなに冷静なのは日本で豊さんしかいないんじゃないですか? 
私なんて走ってないのに掛かりまくってました笑

結果的に長距離輸送からのG1で凄い観客の中でのスタンド発送という条件でテンションはいつも以上に上がってしまいましたが非常にいい経験ができたと思っています!

レースをスタートから振り返ります
まず、スタートはばっちりでした!過去一のスタートだったと思います

最高のスタート

今回もいつも通り下げて後方待機しようとしますが映像を見るといつもよりかなり行きたがってるように見えました
ここら辺はいつもよりテンションが上がった影響で少し抑えるのに苦労していた印象です

ライトバックと仲良く1コーナーは掛かってました

隊列は大逃げ2頭、中間2頭 それ以外14頭という形で大逃げ2頭は1000m通過57.7の超ハイペースでした
そんな中スウィープは道中最後方追走しながら最終コーナーで位置を上げていきます
最後の直線の最初でチェルヴィニアに並んで並走した時には本気で勝てるかも!と思いました

じわっと上がってった所マジで興奮した


実はここから記憶あまりないです


しかし、そこから伸びきれず6着という結果に、、
最後の直線は本当に凄い感情が押し寄せてきて、直線向いた瞬間の勝てるかもという感情と、チェルヴィニアに離された時の絶望と、それでもラストもう一度足を延ばそうとしてくれたシーンに自分は一番感動しました ああ、まだ踏ん張って走ってくれてるんだなと、諦められねえよなって気持ちと、自分が勝手にそう解釈しているだけなんですけど、鳥肌が立ちました
最高の思い出をありがとう

諦めずに脚を伸ばしてる所で震えた

敗因と課題と収穫

敗因を冷静に分析すると
・イン有利のトラックバイアスで大外を回す競馬になった
・輸送の影響によるテンションの高揚
・距離は長い?
・この世代の牝馬は本当に強い

大きくこの4点かな通っています

イン有利のトラックバイアス


この日の東京競馬場は終始内有利でした
その中で3コーナーから大外をぶん回して動いたのは相当な負荷になったと思います。今までのレースパターンや脚質的にスウィープにとってはどう転んでも不利な馬場状況でした
しかし、だから今日は厳しいですねとならないのが武豊です
豊さんは東京の芝レースで馬場状態やトラックバイアスの確認を実際のレースでもしていました。例えば東京4R芝1800mのレースを見てください
前走先行したセイウンチドリに騎乗した豊さんですが、スタートが決まらず後方になってしまいました。そこからのコース取りが完全にオークスの予行演習になっています

→がセイウンチドリさん


それ以外にもオークスに向けて様々な形で試行錯誤している豊さんだからこそ今回のコース取りに不満はないです 勝ちに行っての競馬だと思うので
それと、今日のスウィープのテンションで直線まで我慢させるのは無理だったとも思っています。ここら辺は今後の成長に期待ですね

テンション


今回の最大の敗因はここだと自分は考えています
スウィープのパドックはいつも元気なことが多いんですが、今回は2400m戦
冷静に折り合いよくレースを運ぶのが最大の鍵になるこの距離でこのテンションは厳しかった、、長距離輸送の影響がテンション面で出た印象ですね

今回魔法の末脚が出し切れなかったのは道中の追走で少しだけ掛かり気味に走っていたシーンが多かった事が最大の要因かなと思っています
あくまで完璧ではないというだけで、初の左回り、東京競馬場、スタンド前発送の中スウィープは頑張ってある程度折り合いついてましたし、陣営は最大限の努力をしてくれたと私は思います!パドックのテンションだけ見れば惨敗もあり得ると感じてしまいましたがよく最後まで我慢してくれました


距離は長い?


豊さんの戦後のコメントで「距離は若干長いのかな?」とありました
現時点で若干長いのは間違いないのですが、個人的には今後、落ち着きや折り合い、馬体面で成長すればこなせると思っています
今回最後伸びきれなかったのは、コーナーから大外ぶん回した負荷と道中の折り合いが完璧じゃない所が大きいのかなと考えているので、今後馬体の成長やレースでの折り合いさえ完璧につけば2400mも不可能ではないのかなと
もう少し我慢できれば3コーナーで動かさず直線まで後方待機してすごい脚で後方一気できる姿がイメージできます!

まあ、それが難しいから適性距離という単語があるんですけどね
現状はペース的が速くなり折り合いが難しくなくなるマイル~2000mまでが最適かもしれません

課題と収穫


オークスを使った事によって改めてこの仔のパフォーマンスの鍵は折り合いだと分かりました。道中気持ちよく追走して折り合えばすごい末脚を使うしそうでなければどんな形でもすごい末脚は使えない。この根っこの部分は変わらないかなと思います
それが難しいぐらいの前進気勢を持っているスウィープですが、2400でもある程度形になったのは大きな収穫ですね! 
6着と敗れていますが、そんなに大きくは負けてないですからレースの形や進む方向は間違ってないと私は考えています

次のレースの課題は折り合いだけかなと思います

折り合って気持ちよく走れればまた魔法の末脚を見せてくれるはずです!
次走予定はローズSですが、個人的には不利でも後方折り合ってラストの直線で弾けるレースがみたいです!
中京2000mでこの形は不利だと分かってるんですがあくまでトライアルなので勝ちにこだわる必要はないと思いますし、そもそもトライアルレベルなら不利の形でも勝てるぐらいじゃないとG1は勝てないと思います!
今日で改めてG1馬の凄みを感じたので、G1を勝つには全ての要素を無視できる末脚は必須かなと思っています


3歳牝馬のライバル達


今回はチェルヴィニアが桜花賞13着から復活し勝利しました
本当に強い競馬だったと思いますし、スウィープ目線で見ていたので余計に強さを感じます
それ以外にも桜花賞馬で今回僅差の2着だったステレンボッシュ、2歳女王でG1連続2着のアスコリピチェーノ。2歳G1勝ちでダービーに挑むレガレイラ
そしてまたしてもスウィープに先着したライトバック それ以外にも本当に強い馬がたくさんいます

オークスは色々と敗因があれど結局は力負けだったなと感じざる負えない着差でした。本当に強かった
この素晴らしい世代で頂点を争える事を幸せに感じてます。すでにこの世代の馬の虜になりました

この後クラシック組はほとんど夏休みに入ります
そこでどれだけ成長できるかが今後の覇者を決める一番大事な要素です
スウィープも春4戦で頑張ってくれた分の休みを謳歌し、のびのびと成長してくれたら最高です!この春頑張ってくれて本当にありがとう

勝ちに行く競馬


今回レースで一番感動したのが豊さんが勝ちに行く競馬をしてくれた点です
前回の桜花賞はインで足を溜めて距離ロスなく効率のいい競馬をする意図を感じるレースでした(豊さんも回顧でそういう意図があると言っています) これは能力が非常に高いライバル達に対して、距離ロスなくうまく立ち回れば善戦できると格上挑戦の気持ちで挑んだ1戦だったと思っています

しかし今回のオークスは最終コーナー付近でロスを無視して大外をぶん回しながらまくっていく強気の競馬をしました
これは、今回のレースでは豊さんがスウィープの能力に自信があったからこういう形の競馬をしたと私は考えています
前回の桜花賞のパフォーマンスを得て豊さんがG1でも互角に戦える馬だと認識したからこそ強気の競馬なのかなと私は考えます 戦後豊さんは「距離が少し長い」というコメントを出しましたが、これは能力では負けていないと豊さんが考えいる事の裏返しだと感じました 能力で負けたなら「相手が強かった」というはずです。つまり、秋華賞が楽しみだというです!!

更にレース後豊さんは「秋はもっとやれる」とクラブ更新でいってくれました!すなおにこのコメントはすごく嬉しかったですし、これは豊さんがこの馬を手放す気はない証明だとも思っています
スウィープのポテンシャルはこんなもんじゃ無い
次のレースが非常に楽しみです!

まとめ


現地でのオークス、マジで楽しかったです
桜花賞が終わってから日常生活では絶対味わえないスリリングな一か月を過ごし最高の1ヶ月でした
今は燃え尽きていますが、また秋華賞に向けての戦いが待っているので、それが本当に楽しみで楽しみで仕方がないです!

ただやっぱり悔しいもんは悔しいです。本気で勝てると信じて応援してたからこそ悔しいし負けたときは放心状態になりました
そしてライトバックにまた負けたのも悔しい。この悔しさを情熱に変えてまたスウィープを応援していこうと思います!

今回実感したのはスウィープフィートのファンの多さです
偉大なる祖母スイープトウショウやウマ娘の影響、スウィープ自身の魅力に心奪われた方も居て本当に嬉しいです!
出資者の方を含めスウィープを推してくれるファンの方がいてくれるのは最高です。やっぱり自分が推している馬にファンがいるって嬉しいです
これからも共に盛り上げていきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました

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