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原稿作成の考え方

原稿作成は、以下が基本となります。

①当時の背景・状況

その出来事が始まるに当たっては業界や社内、部内に発端となる背景や理由があるはずです。その理由を記すことは、事象そのものを理解するうえで大きな助けになるものです。もし突発的な事件や事故がきっかけになるならば、その際の状況を知ることができれば、事象についての理解が深まると考えます。

②事象の起こった理由・きっかけ

上記の①を説明したあとに、具体的な取り組みそのものが、いつ、だれによって、どうやって始まったのかを記述していきます。ここで重要なのはどうして、その部署が担当することになったのかという理由です。これがわかると読み手の理解は深まります。新たに組織されたならば人数やキャリアなどの概略があるとよいと考えます。

③事象の進行経緯

次にその取り組みがスタートしてから成果を出すまでの経緯を記します。どこから着手したのか、何が問題だったのか、どうやって解決したのか、組織外への展開はどうやって図ったのか、記述します。ここでのエピソードやディテールが原稿の質を決めます。

④事象の成果

上記の③を経て、どういう成果・結果を出したのかを記述します。成功したのか、失敗したのかは重要ですが、ここでもその理由が重要になります。結果や成果を受けて、次にどうすることになったのかまで書かれて一区切りとなります。通常はここで原稿をしめるため、現在の視点から見た、事象の評価や得られた教訓を記します。きれいに着地できるかで原稿の読後感が違ってきます。

以上