スタエンのオタ。

スタートエンタのオタクです。
旧ジャニーズと言った方がまだわかりやすいところですかね。

私は何をやらせてもおっそいので、ドルオタになるのも遅かったですね〜!
ハタチ超えてからなので(照)

学生の頃は嵐先輩やらKAT-TUN先輩がそりゃもう大人気でして、教室では毎日のように「誰推し?誰派?」という会話が女子も男子も教師もなく溢れていたなぁと思い出されます。

その頃はもーーーホントに誰にも興味なかったから「誰が誰やっけ?メンバーの名前をまず教えておくれ」ばっかり返してて、よく笑われてました。

少なーいバイト代でドル誌買うなら服買いたかったし、TRAVIS(スコットランドのバンド)やP!NKのCD買いたかったし、本も欲しかった。

そんなアイドルとは違う方向を向いていた私が、初めて「アイドルの凄み」を意識させられたのはSUPER EIGHT(当時は関ジャニ∞)の安田章大さんでした。

Mステでの姿がきっかけです。

安田くんってね、前に出ないんです。
我が我がって喋らない。
でも、誰かが話している時は、絶対に話をしている人の方へ体まで向けてニコニコしながら聞いてるの。
衣装もヘアスタイルも個性的にきめてるのに、中身は穏やかな人なのね。と思いました。
(実際穏やかな方です)

まずそこでの笑顔が気になった。

そしていざパフォーマンスが始まると上手いんですよ。
歌も上手い。高音が伸びるから上ハモが完璧。
ダンスも身体中使っていて角ばった動きがない。
1番小柄なはずなのに、とても大きく見えました。

すごい、なんて人だろうと目を奪われました。

それから今までずっとヤスくん推し。

ヤスくんは信じられないほど大きな病気もした、大怪我もした。

でも必ず戻ってきてくれた。
オタクたちを裏切ることは一度もなかった。

本当にありがたいです。
オタクとしてこんなに推し甲斐のある人もなかなかいない。
私は一生安田くん一筋!と思ったものです。

が!

随分と贅沢になってしまった現在の私。
だって増えてるもん、推し。

タイムレスのそうちゃん。
Aぇ!のリチャくん。

2人とも苦労人で、でも多くは語らず、
可愛い顔してどれだけ努力して辛抱もして、一生懸命アイドルやってきてくれたのかなと思うと、できるだけ美しい、素晴らしい景色を見てもらいたいと、幸せになってほしいと、そう願うばかりです。

おーい、学生時代の私。

わろてまうぐらい一丁前にオタクになってるよー。

そう、学生時代の私。

2学年上の先輩に、関西ジュニア所属の方がいましたよね。

放課後たまにダンスの自主練をしている姿を、ちらっとお見かけしたことがあります。

学外の女の子が、先輩を見にこっそり学内に入ってきては先生たちに追い出される珍事も発生していたようです。

噂によると、プレゼントの類は全て丁重にお断りしていたんですってね。

お手紙も直接受け取ることはせず「でも読みたいからぜひ事務所へ送って」と、真摯に対応していたそうですね。

先輩は美しいお顔をしていました。
ダンスもお上手でした。

当時は今ほど「ダンス」というものが浸透していなかった時代でしたので、あそこまで音に乗れる人を実際に見たのはあの頃が初めてでした。
さすがに感動しました。

私の所属していた部活の先輩いわく、歌もしっかりお上手だったそうです。

アイドルに興味がなかった私でも
「あの人はすごい。いつか何かしらで世にでる人なんだろうな」
なんて軽く思っていました。

先輩は成績も良かったらしく、関西では知らぬ人のいない名門大に合格したそうです。

そして高校卒業と同時に、

先輩は関西ジュニアを辞めました。

私の先輩によると「もう頭打ちや。俺には才能がない。伸び代がない。すごい人がゴロゴロおるのに、そのすごい人たちがデビューのデの字もない。そのすごい人たちが、ユニットすら組めてない。」

「厳しい世界や」

「俺はもう限界や。でも楽しかった。」 

と言っていたそうです。

テレビで推しのグループを見るたびに、そんな先輩がいたことを思い出します。

今アイドルをしている子達は、
本当に本当に厳しい世界を、必死に生き残った子達なんだなということを思い出させてくれます。

スタエンのオタというと鼻で笑われたりもしますが、私は全然ノーダメージです。
(そのお気持ちもわかりますしね。)

でも、
苦労を知ってしまった。
苦悩を知ってしまった。
諦めるしかなかった人のことも、遠くからでも、ほんの一瞬でも、見てしまった。

今、ステージで輝く人たちに夢をもらっています。

あの輝きを、この目でまた見たいから、それを目標に頑張ろうと思わせてくれます。

30も過ぎて、そろそろ中年なんでね、それなりに落ち着いた応援しかできませんが、推したちの活躍を大喜びで見守っていきたいなと思っています。

遠くから、遠くから。

推しを応援することは、自分も推しから応援されていることなんだろうなと思う。

観客のために必死になってくれるんやもん。

だからオタクたちは推しへ向かってただひたすらに「ありがとう」って言ってしまうんだなー。
むしろ「ありがとう」しか言われへんもん。

遅くとも、オタクになりました。
オタクにしてくれてありがとう。

これからもきっとオタクです。

あ、あととにかく推しには健康でいて欲しー!

とにかく健康!健康第一!
それだけよろしくお願いいたします!

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