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[タイ東北部チェンカーン🇹🇭]12時間耐久の末辿り着いたノスタルジックな町

23/05/17〜05/23
「ロード・トゥ・チェンカーン」


東北地方にあるルーイ県からソンテウで東に1時間ほどの場所にあるノーンカーイ県の「チェンカーン」(第二のパーイ)へ行ってきた。
まだまだ観光地として発展途上中の為、ファランも殆ど居なく中国人やタイ人の観光客が多かった。(ほぼタイ人)

野焼きなどの影響で大気汚染がすごく霞がちな空と連日40℃前後の気温はとてもホッツだったがその暑さに負けないくらいホッツ🔥な良い町でした。(でも1週間はやりすぎた。長くても3日で良い。)


ひたすら耐えた「ピッサヌロークのバスターミナル」


友達との2人旅でバンコクから飛行機でチェンマイに。そしてパーイへ

その後、ペッチャブーン県のカオコーという所にあるサイケデリックな寺院へ行くためにピッサヌローク県のメインバスターミナルにチェンマイから鉄道とタクシーで移動。
(まずここで5時間近く🥶)

午前中に到着しカオコーまでのチケットを買おうとしたら出発が深夜で14時間後…。
カオコーの次に行こうと思ってたチェンカーンへ行くために経由しなければならないルーイまでは12時間後…。

どうする?と相談した結果、パーイを気に入った友達は「第ニのパーイ」という響きにとても惹かれていたので、2時間だけ早くバスもくるしじゃあカオコー削るか…。と、ルーイまでのチケットを購入。

一旦ピッサヌロークの街に戻っても良かったがパーイで無駄遣いしすぎたのと、「荷物持ったまま動くのはどうかしてるよね?!!」と、話し合い12時間耐久バスターミナル(誰か嘘だと言ってくれ!!)が決定してしまった。

このバスターミナルは結構大きいが周りには本当に何もない。
敷地の外は道路しかなく建物がない。
敷地の周りにご飯屋と商店が何店舗かだけあるがトイレも汚いし物凄く耐えた後に6時間半のバス移動…。
「とてもじゃないが俺の腹はそんなタフに出来てねぇ!!」
だから、腹は減ってるがとにかく我慢。ひたすら我慢。
こういう時は「まだかな〜」と思っていても口に出したら終わりだ。
たまに「おい!!驚かずに聞いてくれ!!!!もう1時間経ったぞ!!!」と、友達に言い放ち俺は俺の気持ちを高める事だけに集中していた。

ジッとしていると逆に足も疲れるから何周もしたバスターミナル。
チケット売り場から少し離れた治安の悪そうなバス乗り場には数人しか座っていなく、その中の1人は「この熱波で頭がイかれちまったのか?」と不安になるほど明後日の方向を見てウロウロしながら何か大きな声で1人喋っていた。
「もしかしたらあの人も耐え続けているのかも知れない。」と、思い心の中でpeaceを送ったりもした。

とにかくゴミ
夕方

ようやく夜になり少しだけ人も減っていたので椅子に横になってこれでもかというくらいに暇を潰していた。
(スチャダラパーのヒマの過ごし方を聴いていなかったら危なかった。この時の俺は暇と上手く付き合い怖いものと言えばお腹の調子だけだった。

待ちに待った夜!!
ここから数時間待った

そしてその時気づいたんだが、窓口で「ルーイのチケットはあの人に聞いて!」と、言われた時に尋ねた色々教えてくれた優しいおばちゃんがまだ働いていた。
(この時すでに10時間は経過していただろう)

結局バスが来る1時間前ぐらいまで見かけたので相当働いていたと思う。
並の体力じゃ無理だしチケット捌きもプロで優しいあのおばちゃんはマジのスペシャリストだ。そんなこんなでようやくバスに乗車しルーイのバスターミナルへ6時間半かけて朝の6時くらいに到着。

そこからソンテウに乗り換え、途中やたらハイテンションな僧侶がタバコを吸いながら乗車してきて「お前達は日本人か?!!弟がチェンカーンで寿司屋をしているから日本が好きだ!」とかなんとか話ながら1時間ちょいでようやくチェンカーンに着いた!


古き良きタイが残るラオスとの国境の町「チェンカーン」

ウォーキング・ストリート
中心地
自宅前に路駐されてるトゥクトゥク

(この町は昔ながらのタイが残っており木造の建物が多かった。)

まずはホテルへ

チェンカーンのウォーキングストリートの手前で降ろしてもらい、タバコ片手に「タイ人値段でトゥクトゥクをつかまえてやろうか?!」とspitするファンキーな僧侶に「散歩しながら行くから大丈夫。ありがとう。」と別れを告げGoogleマップでホテルを検索すると1.5キロほど引き返さなければならなかった…。

午前中だというのに40℃を超えた灼熱の気温が歩く気力を奪い取っていく。
引き返す途中のスーパーでアイスと水を手に入れ一気に腹へ流し込む。
殆ど何も食べてない腹を刺激したんだろう。
遂にお腹の調子が。
ホテルまであと1キロ…。
チェックインの時間まであと3時間。
俺は決して後ろを振り向かずただ前へ進むしかなかった。

やっとでホテルへ到着しMr.マリック似のオーナーにチェックイン出来るか尋ねるとキレイに二部屋空いてたらしく無事トイレに駆け込む事ができた。(ありがとう😭)

部屋からの眺め

貧乏旅行なのだが、1泊3500円くらいと少し奮発した為まあまあ良い部屋だった。
(友達などと同部屋でも構わないなら基本一部屋2人まで入れるので半額!)

町から離れている為メコン河を眺める事は出来ないがその分静かだし、記載されていなかったのに簡単な朝食も付いてきた。
しかし何よりもMr.マリック似のオーナーがとても良い人だった。(どこも基本的に良い人ばかりだけど特に)


観光よりもchill

チェンカーンではとにかくのんびりすると決めていた為、
トレッキングはもちろん定番観光地のスカイウォーク(友達が高所恐怖症だった。くそ!)などにも行かずバイクでドライブしたりその辺を散歩。
朝と夕方にウォーキングストリートへ行ったり行かなかったり。
後はホテルでひたすらchillをかましていた。


「ウォーキング・ストリート」

チェンカーンのウォーキングストリートはもちろん夕方からナイトマーケットが毎日開催されている。

ロッティ!!
ロッティ!!!
メコン河沿いのカフェのハニートースト
同じくpizza

チェンカーンで人気らしいじゃがバターみたいな物を作っている屋台があった。
ここのおばちゃんは英語が全くわからず同レベルだったのでお互いジェスチャーで会話。
隣の友達かお客かわからないおばちゃんが軽い通訳みたいなことをしてくれた。

とにかく「ちょっとまって!wait!!!!」と言われ出来上がってるのに待つこと10分。
一体どうしたんだ?!!と思っていると練乳を小さな子が走って買ってきてくれていてそれをかけてようやく完成らしい。

正直練乳はいらなかったけどそこまでしてくれて断るのは気まずく食べたら美味しい!
(多分ない方が好きではあったけど!)

バーナーで炙ったチーズが良い
フレッシュドリンクや肉などを売っていたお店
店員さん かわいかった

路上パフォーマンスをしてる人たちもチラホラといた。
人が歩いてきたら笛を吹いてるフリをして後ろのラジカセから音を流してる手抜きの爺さんもいた笑(big up!!!)

ほかにも6月頃に開催される、雨乞いや厄払いをする精霊「ピータコーン」に扮したカラフルなお面と衣装を着た子供たちがいたが、カメラを持ってない時にしか会えなく残念。

ウォーキング・ストリートでいつも歌ってた女の子(next Taylor Swift?!!)
週末は少しだけ離れた場所でもっと小さい子がパフォーマンスしててバチバチだった。
タイの伝統楽器「ケーン」を、
演奏するおっちゃん。
タイファンクとも言われるモーラムなどでよく聴こえてくるデカい竹笛
凄くかっこいい音色。

メコン河で遠い目をして思いに耽る

ホテルやカフェの裏通りには大きなメコン河が流れており向こう岸にはラオスが!!

メコン河サンセット

ボーッとしてただ目の前に広がる風景を眺める事が好きだからここに何度も通った。
友達に「また!?」と言われるので別行動の時にもここでボーッとしていた。
(俺の予定に全て合わせる旅行だったがやっぱり少しは気使うし結局一人旅が1番だ)

バカchillい
朝のメコン河沿いをジョギングするレディ

朝のウォーキング・ストリート
(托鉢の風景)

朝早くにウォーキングストリートへ行くと托鉢を見れる。(参加することもできる)

実際には托鉢というのは僧侶が町を歩き信者から食べ物などをもらい信者に功徳を積ませるという行為らしいので、参加する一般市民側はタンブンになるらしい。
(タンブンとはお寺などにお供えしたりして徳を積む行為。本来は違うと思うけど人助けなども含まれるらしい。実際田舎の方じゃ車に乗せて送ってくれたり助けてもらったこともある。)

他の地域でも托鉢は見れるがチェンカーンは町並みが古いから良さがより際立っていた。

渋い

早起きは苦手だが陽がのぼりだす頃には始まるから頑張って起きて1人で2回見に行った。
無駄に1週間も居たから1度くらい参加すれば良かった。
僧侶が町の人から食べ物などをもらうってだけなのにとても神聖な雰囲気だし、朝の空気も最高でとても良い思い出になったと思う。


memory lane(色んな写真)

ドラマか何かの撮影
ナイトマーケット
お店のウォールアート
奇天烈な街灯
唯一行った観光地
名前は忘れたが精霊ピーターコーンなどのモニュメントがある。
お土産屋
野生のトカゲ
中心地近辺にあった名も知らぬ寺院

1週間は居すぎたが町並みや雰囲気は本当に良くてなんだかんだこの時の2人旅で行った場所では1番心に残ってるかもしれない。

パーイと違ってまだカフェや食堂が少ないし観光地値段すぎるのと外国人がまだそんなに来てないからか英語のメニューが置いてなくわかりづらいのが難点。(ローカルの食堂でさえあまりなかったと思う。若夫婦が営むパッタイ屋は安く美味しかった。)

若夫婦のタイ風焼きそば
パッタイ

次行くなら陸路でラオスへ向かうついでにまた寄りたい。少しだけ文句を書いてしまったが本当に良い所だった。peace god...

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