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日記 20230930
シトネです。
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なんとなくnoteを開いたら何か書けと催促されたので寝る前に書す。
スプートニクの恋人、という村上春樹の小説がある。ほとんどおおよその筋は忘れてしまったけど、人の心に湧く喜びみたいなものは、衛星軌道上でたまたま一瞬針路が合致した程度の軌跡でしかなく、だからこそそういう一瞬には価値がある、だけれどもいずれは分かたれていくものだ、と。ほとんど題名しか覚えていないこの小説を思い出すたびにそういうことを考える。
意味があるともないとも言える日々の中で、確かな実感を得られるものは少ない。少ないながらも、やっぱりそれは没入できるような楽しさであったり、脳が弛緩する一瞬なんだろうなというのが、せいぜい自分の出せる結論だと、最近は思う。
好むと好まざるとにかかわらず、色々なものに結論を出すターンに入っていることに、もう少し自覚的になりたい。
20230930
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