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勝手に埼玉~MVから埼玉を知る~

はじめに

タイトルからして完全にネタである。『翔んで埼玉』にあやかろうとしているのがわかるだろう。別にあやかりたいわけではなかった。
そう、2023/11/23公開の映画 翔んで埼玉~琵琶湖より愛を込めて~の主題歌『ニュー咲きほこれ埼玉』のMVが、地元の公民館を使用してることを知るまでは。
それまでは、他の県民同様にネタ程度に眺めるだけでいた。それだけでよかった。しかし、某SNSでMV撮影動画が挙げられていたのを眺めていたら、知っている駅名が出てきた。そして周囲の風景、脳裏によみがえる学生時代……。
「この場所……見たことある……」
もう最悪である。完全に知っているのだ。地図を見なくても実家から行けるほどに。頭の中はなぜさいたま市内で選ばなかったのか、なぜ市は公民館を貸し出したのか、そもそもなぜ『公民館』を使用したのか、などの疑問がニコ動の弾幕のごとく駆け抜けていった。食う草も生えない。
それからMV自体も見たのだが、……なんというローカル感だろう。「ここでスベったらもうおしまいだ」と思った。地元愛はないが、ネタにもできないほどスベったらさすがに恥ずかしさよりつらさが勝ってしまう。
そこで私は考えた。なぜローカル感が出てしまうのか、と。
埼玉県は毎年の都道府県魅力度ランキングの最下位争いに巻き込まれている。2023年は半端に45位で終わっている有様だ。そもそも『魅力』とは具体的なイメージができるからこそ湧いてくるものである。埼玉に何があるのかわからなければ、魅力どころか興味もわかない。あ-なんか、東京の上にあって、ディスられてて……というイメージしか持っていなかったら、あなたは魅力を感じますか?という話である。
そこでMVに戻る。はなわ(敬称略)の歌は良かった。歌詞も問題ない。むしろ、佐賀県民なのに歌ってくれてありがたいとさえ思う。しかしながら、県内の名産の紹介がほぼない。とりあえず、各市町村の広報課が集められて半ばバトルロワイヤル的に地元の名産をゴリ推している映像だけである。
他県民は思うだろう。「梨?米?さっきもみたけど?あのキャラ何?」と。
もったいなさ過ぎる。だから、どうにかしようと思い、MV内に出ている市町村の名産を調べ上げた。
馬鹿の所業だと思うかもしれない。だが、それくらい作品がスベることを恐れていたのだ。
ここまで読んでくれた方々なら、きっと続きを読み、そして気になった市町村のHPにアクセスしてくれると思う。いや、お願いします。とりあえず見てから決めてください。
前置きが長くなったが、次から市町村とMVにでている名産をまとめていこうと思う。

ニュー咲きほこれ埼玉に登場する市町村と名産

一応、県内の60の市町村が参加したようである。(できれば先にYoutubeでMVを見ていただきたい)
MVでははなわが公民館を練り歩きながら歌って踊るのだが、実は入り口から各市町村の代表が50音順に並んでいる。名産やのぼり、パネルなどを持ち込んでアピールしているが、中には見切れたり、他の市町村と被ってわからなくなっているものもある。
そのため、ひとまず50音順に確認できた市町村および名産等を一覧化した。一瞬しか映らないものもあるので、MVを流しながら確認していただきたい。本当はMVのタイムスタンプのように時間も入れたかったが、何せごちゃごちゃしているので入れたところで……と思って潔く諦めた。
なお、米、梨・ぶどう・ブルーベリー等の果物、芋・葉物野菜(深谷ネギを除く)はほぼ県内全域の名産である。ちなみに、ブロッコリーの生産量は北海道に続き2位であるが、たぶんどの市町村でも『生産しているが推すほどではない』状態だと思われる。

※誤り等があった場合は、コメント等で教えていただけると助かります(埼玉県が)

図1_市町村別MVに登場する名産等

その他に登場するもの

『彩の国』:埼玉県の別名(自称)。ずっと言われているが何が彩っているのか不明
レイクタウン:超大型ショッピングモール『越谷市レイクタウン』のこと。
よくディズニーランドとサイズを比較される。
MVの撮影場所:春日部市中央公民館
壁のイラスト:春日部市内の小学生たちの力作
はなわのベースの形状:もちろん埼玉県

図2_県内での【当たり前】キャラ

最後に

ここまで見てくれたあなたは既に埼玉が気になっていることでしょう。
『翔んで埼玉』も見てくれることを埼玉県外から祈っている。

おまけ:後で前作の映画『翔んで埼玉』の地元ネタの解説を作ろうと思っている。


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