オンライン講座と大学の授業
後期授業の採点が終わりに近づいてきた8月初めより,ChatGPTを使ったチャットボットアプリの作成がしたくなり,そのためのUdemyのオンライン講座をいくつか受講し始めた。現在受講しているのは次の二つ。どちらも数時間で受講可能なコースだが,各項目が短い動画に分かれているので,少しずつ受講でき,採点の合間の気分転換にはちょうど良い。
「ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!【GPT-3.5/GPT-4】 -LLMを使うアプリの構築と公開-」(講師:我妻幸長さん)
「LangChainによる大規模言語モデル(LLM)アプリケーション開発入門―GPTを使ったチャットボットの実装まで」(講師:しまさん)
アプリはPythonという言語を使って書くのだが,私はPythonは全く勉強したことがないので,なかなか理解が難しい。いずれPythonの入門講座か入門書で勉強したいとも思っている。
さて,オンライン講座を受けていて感じるのは,大学の講義もこのようなオンライン講座になると良いのではないかということだ。すでに私の担当科目はすぐにでもオンライン講座にできるような形になっている。それが受講者にはとても好評なのだ。
そんなことを考えていたところで,私が受講している講座の講師・我妻さんが次のような動画を公表していた。
大学の講義の「バラ売り」が進んで欲しいという趣旨の内容だ。コロナ禍で授業のオンライン化が進み,膨大な講義動画が作成されたはずなので,それをもとにすれば,大学の講義動画のバラ売りは可能なのではないかと思う。売れる動画と売れない動画にはっきり分かれるだろうが,収益を教員に還元すれば,優れた動画がどんどん出てくると思われる。それは,受講者にとっても利益になるし,大学の宣伝にもなるだろう。それによって受験者数や入学者数にどのような影響が出てくるかは分からないが,新たな大学の形が生まれることは歓迎すべきだと私は考える。