新しい学びは始まっている

今朝のNHKラジオ第1（マイあさ！５時台）で，2023年4月に開校した私立小学校「まおい学びのさと小学校」が紹介されていた。宿題もテストもない学校で，子どもたちがやりたいことを行うプロジェクトを教育の柱にしているということで，興味を持った。

まおい学びのさと小学校 – 学校法人学びのさと自由が丘学園 – 「まおい学びのさと小学校」は、北海道長沼町にある新しい教育のかたちをめざす認可小学校です。子どもたちは自らの好奇心や興味関心に基づいた体験的な学びから自分の頭で考える力や自らの意志を表現する力を育みます。そのため、宿題もテストもない・チャイムも鳴らない・先生と呼ばれる大人もいない学校なのです。

調べてみると，この学校にはモデルがあり，それは1992年に小学校が開校した「きのくに子どもの村学園」である。それほど昔からそうした学校は存在したのだ。現在では，この学園の姉妹校が全国に５つあるとのことである。

きのくに子どもの村学園

さらに調べてみると，この学園を題材にしたドキュメンタリー映画「夢みる小学校」があることを知った。2022年2月に公開されたオオタヴィン監督の作品である。

夢みる小学校　ミライの「公教育」がここにある。希望あふれる”教育変革ドキュメンタリー”。

そして何と，その映画のスピンオフ映画「夢みる校長先生」が2023年8月に公開され現在上映中とのこと。

夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方｜まほろばスタジオ

劇場で映画を観るのは難しいかも，と思っていたら，オオタ監督の本『子どもはミライだ！』（2022年刊）のKindle版があることを知り，これならすぐに読めると喜んだ次第。

子どもはミライだ! 子どもが輝く発酵の世界

孫泰蔵さんの『冒険の書』を読んで以来，これまでの学校教育とは違う自由な学びを実現したいと考えているのだが，何かヒントをもらえそうな実践が多数存在することに勇気をもらった。