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Tableau Serverサイト運営の投稿-22

  • 事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。

  • 今回はTableau Serverでユーザーが重視するレスポンス管理を見ていきましょう。ダッシュボードの表示が早い事は全てのユーザーにとってHappyなことです。

  • 「早い」の定義は人によって異なります。データに接続したり編集したりするCreatorはデータの件数によって体感的にどれくらいのスピードが出るかわかっています。一方でダッシュボードを参照するViewerは表示は早ければ早いほどいいのです。そこにバックデータの数が考慮されません。

  • 最適なレスポンス値を定義して、その目標に向けて対応しましょう。お金(時間)をかけて対応するには「ダッシュボード表示内容削減」「マシン増強」「バックデータの集約・分割」等々色々な方法がありますが、まずレスポン管理で現状を把握しましょう。


TableauServerVizレスポンスの管理課題

まず、ターゲットはViz

Vizは所謂オンライン処理に当たります。今回はVizをターゲットにしましょう。現在の状況はWebUIの管理ビューにもありますが、データソースを自分で作成すると色々な切り口で参照できます。

レスポンス管理することでいろいろと分かります。

レスポンス管理はトレンド分析が重要です。半年前に比較して遅くなっていれば、もしかしたらマシンの増強時期かもしれません。あるいはVizを作る人が増えた結果、何でもかんでも、データソースに保有している情報を表示しようとしているのかもしれません。もしかしたら全明細をリスト表示して、ダウンロードしているかもしれません。こういう場合は使い方をレクチャする必要があります。

管理用のデータの作成

今回はPrep Builderで実現できます。が一部難易度が高い箇所があります。ベースになるのはhttp_requestsというリポジトリDBのテーブルですが、かなり正規化されているので、色々な他テーブルと結合します。ところが、Vizの項目を特定する結合キーが独特な表現なのでちょっと怯んでしまいますが、上手く処理すれば結合できるので大丈夫です。

結合キーの注意点

http_requests>currentsheetの設定内容とworkbooksやviewsのrepository_urlの設定例は下記のような差異がありますhttp_requests側で新しい結合用のフィールドを作成しましょう。

管理用データレイアウト例

リポジトリDBを利用して以下のようなレイアウトのデータテーブルを作成します。中心になるhttp_requestsはワークブックやビューとの結合処理は不明な点が多いため仮説が中心になりますがcomminutyサイトのQA(含 英語)を見るに、おそらく「このやり方」だろうとの仮説になります。自身がVizにアクセスするとレコードが出来ますので、それで正確性を見てみましょう。(まずはPrepBuilderの出力コンポーネントでExcel等に出力して、検証してみてください。)

テーブル名:Tableau Server Vizレスポンス管理テーブル

おことわり

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