見出し画像

Tableau Serverサイト運営の投稿-10

  • 事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。

  • Tableauの利用は組織内で広がっていますか?組織がデータドリブンに変わらないままも課題ですが、データドリブンに変わってもまた新たな課題は発生します。データの利活用推進は大事です。Tableau Serverで利用状況を管理する事で社内のデータ利活用推移が明らかになると思います。アクセスログを見える化しながら、社内の推移を確認してみましょう。

  • またちょっとゲーミフィケーション的にランキング表示してみるのもいいかもしれません。ランキング表示することで皆上位を狙って更に利用が広がっていくと思います。

  1. 利用の多いワークブック(ワークブック別の切り口)

  2. 利用の多いユーザー(ユーザー別の切り口)

  3. 利用の多い組織内の組織(ユーザーに紐付いた組織内の名称)


アクセス状況を把握するダッシュボード

下記のような項目を保有する事でアクセス状況について多面的な分析ができると思います。

ワークブック名
→ワークブックの名前です。
オブジェクト作成日時
→ワークブックの作成日時です。
所有者
→連絡先になります。
アクション日時
→アクセスした日です。UTC時刻の
 こともあるのでJSTへの変換を行い
 ましょう。アクセス日時_JSTなどと
 ネーミングするとよいと思います。
イベントタイプ
→AccessやPublishなどのユーザーの
 ふるまいの種類です。
ユーザー名
→アクセスしたユーザー名
 (組織内のIDで登録しておくと、
  組織要員情報とも結合が簡単に
  できます。)
部門名・部署名、学部名・ゼミ名等
→アクセスしたユーザーの所属する
 組織内の名称
役職名
→組織内の役職定義
ユーザー氏名
→イベントのユーザー氏名

ダッシュボードの分析

いろいろな分析集計軸がありますが、一定期間(例:月初~月末)でワークブック毎のアクセス数を元に分析しましょう。Tableau Serverの内部管理用のリポジトリDBには保存期限があり、古いデータは削除されますので、できればファイル出力→他のDBへのETL連携を行い、長期間保有するようにしましょう。アクセス数を分析することで各ワークブックなどのオブジェクトについて管理者側で重要度を認識できます。作りっぱなしの長期間未アクセスのオブジェクトは所有者に削除を依頼しましょう。(利用が広がってない初期段階であればまだしも、データドリブン組織になっている場合は、データに基づいて機械的に判断します。)

おことわり


当記事のコンテンツについて、商用利用でない場合は許可なく転載して頂いて構いません。
転載の際は、当記事へのリンクを掲載し転載であることを明記してください。商用利用の場合は許可なく転載しないで下さい。
当記事のコンテンツについて、公開情報等から引用したものであり、かかる情報の正確性・適切性等については、これを保証するものではありません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?