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Tableau Serverサイト運営の投稿-04

  • 事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。)当社でTableauの導入後に担当したサイト管理者(サーバー管理者よりも1ランク下の管理者権限)の経験を経て、気づいたことを投稿します。

  • 組織内でTableau Serverのサーバー管理者やサイト管理者の方々へ
    いかがお過ごしでしょうか?ネットにはTableau DesktopやTableau Prep BuilderのTipsや動画、Tableau Publicなどの例示が山のようにありますが、Tableau Serverは情報少ないですよね。そういった方々に少しでもお役に立てればと思い書いています。皆さんも気づきがあればコメントください。

  • Tableau導入当初は組織内に浸透することを重視し、Server管理は後回しになる場合があります。勿論活用されてなんぼなのですが、そうはいってもスケールしたときに対応できないとサイト管理者がボトルネックで利活用が進まない事になります。また関係者が増えると、それぞれの人が個別事情を持つため合意を取ることが難しくなります。管理面は早めに対応しましょう。


プロジェクト構成の決定

今日は後々大きく影響するプロジェクト
(フォルダ)の構成例です。

部門>部署>・・プロジェクト(会社の場合)
学部>ゼミ>・・プロジェクト(大学の場合)

会社と大学は一番のボリュームゾーンになると思います。組織内で最も整理された、組織階層を使いプロジェクト構成を構築します。
会社の場合であれば更にグループ>チーム
大学の場合であれば更に研究テーマなどの階層を作ると日常とシンクロして分かりやすいプロジェクト階層を作れると思います。

共用プロジェクトとその配下の個別プロジェクト

利用が進み始めると共有ニーズが出てきます。部署跨りの案件や学部共通のような形で共用化します。例えば・・・・
 会社の場合であれば「〇〇部+△△部」
 「◇◇◇コミッティ」
 大学の場合であれば「〇〇ゼミ+△△ゼミ」
 「◇◇◇発表会」などです。
共用プロジェクトの場合はパーミッションを参加者に適応する必要がありますが、後述のプロジェクトリーダーを任命してパーミッション管理については権限移譲しましょう。

全員参照プロジェクト

ここには見本のダッシュボードを格納します。Tableau Publicやネットで作り方を見てTipsを反映したダッシュボードなど、ユーザーのスキルUP目的でお手本を入れておきましょう。全員がアクセスできるのでOPENデータなどを使ったダッシュボードだけ格納しましょう。

タイミングを見てプロジェクトリーダーの任命を行います。

投稿ー01の中でプロジェクトは家の中の部屋+プロジェクトリーダーは部屋主と定義しました。誰を部屋に入れるか、その人に何を見せるかはプロジェクトリーダーに権限を移譲しましょう。よほどのコミニュケーション能力のあるサイト管理者でないと異動などの人の出入りを追いかけるのは無理ですし、それをする時間があれば他のことに注力しましょう。
特に組織を跨る個別プロジェクトは誰が参加しているかは「中の人」でないとわかりません。権限委譲して、任せる方が安心です。サイト管理者は最上位の階層を作成したのちは運営ルールを決めて、手を動かすよりはルール通り運営されているかチェックするようにしましょう。

おことわり

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