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VTC/VTS日本上陸30周年記念フォーラム2022 「対話型鑑賞のこれまでとこれから」をオンラインの見逃し配信で視聴しました。とはいえ諸般の事情から全部見れなかったことが悔やまれます。残念。

私にとって対話型鑑賞は、面白そうだと思いながらも横目でチラ見していたくらいだったのですが、このフォーラムを視聴して全体を少し理解できたように思います。

特に2日目のセッションはとても興味深かったです。

私はクラシック音楽に関わるようになって、クラシック音楽を気軽に鑑賞する人を増やそうとするだけではなく、鑑賞リテラシー向上の必要性、そしてリテラシーを身に着けることでもっとクラシック音楽が面白くなるはずだと思っていたところだったので、対話型鑑賞の可能性の追求と、万能ではないという批判的な分析をされた伊達隆洋さんと森功次さんの話は非常に参考になりました。

またYCAMの原泉さんの話も非常に面白くYCAMや原さんの鑑賞についての様々な活動はクラシック音楽業界にももっと知られるべきだと思いました。

まだ自分の中で租借できていないので上手く書けないのですが、クラシック音楽鑑賞においても多様な鑑賞の方法があり、それらを潜在的に求めている人、楽しめる人がいるのではないだろうかと思いました。

クラシック音楽業界は、鑑賞というとマナーについての言及は多い(笑)のですが、鑑賞そのもののについて語られることは少ないように思います。鑑賞の可能性について、もっと議論されるべきではないかと危機感を抱きながら思いました。

これからもう一歩踏み込んで考えてみたいと思います。

VTC/VTS日本上陸30周年記念フォーラム2022 「対話型鑑賞のこれまでとこれから」チラシ


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