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安土城と大坂城の間にある50年という時間

息子が安土城を見てみたいといので家族で安土城跡を見にいきました。勝手な想像でほぼ何も残っていないのだろうと思っていましたが、思っていた以上に石垣は残っており、そこに存在したであろう城を想像するには十分でした。

城跡の近くに安土城天主 信長の館という施設があり、安土城の最上部が復元されていることを知り、先に立ち寄りました。そこで見た安土城の最上部は、予想以上に完璧に再現されており圧倒的でした。信長の独創的な美意識を感じ取れました。また、施設内には安土城の全貌が描かれたCG映像が上映されており、これを見てから安土城跡に行くと、城の全貌が良くわかってよいと思います。

というわけで初めて見た安土城跡に満足していたのですが、その翌週、先日Noteにも書いた大阪城での謎解きに参加するため大阪城へ行きました。目的は謎解きでしたが大阪城に着くと先週見た安土城とどうしても比べてしまいます。その圧倒的な大きさと完成度にある疑問がわきました。

安土城と大坂城と比較して築城の年はそれほど違わないはずではないのか?それなのになぜこれほどの違いがあるのだろうか?

そう思い、まず築城年を調べてみました。すると、安土城は1579年に完成。対する大阪城は1598年に完成しています。その差19年。たった19年の間に築城の技術は驚くほど進化したのかと思いましたが、さらに調べると現在の石垣は、豊臣時代のものではなく、江戸時代の1629年に作られたものであることがわかりました。そうなるとその差は50年。半世紀の間に築城技術はかなり進化したのだと実感しました。

私は城や建築には全く無知なので、感覚的なものでしかないのですが、50年という時間はそうとうな時間なのだなと思いました。現代においても東京タワーができたのが1958年、東京スカイツリーが2012年、その差54年という事を考えると、50年の時間がどれほどまでに建築技術を進化させたのかを実感します。


自分ももうすぐ50歳。私の50年は私をどれほど進化させたのだろうか…。


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