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コロナ渦の今、音楽に未来はあるのか

コロナ渦において大打撃を受けまくっている音楽業界。ライブパフォーマンスが出来なくなったことはアマチュアからプロまで全てのアーティストにとって大きな打撃になった。

ただし、その分ストリーミングの需要が高まり、SNSを使った音楽が広く普及した。日本はコロナ前までCD販売に未だ依存しており、世界からみてとても特殊な音楽市場であった。それはK-POPが日本に進出したがる理由の一つとして、よく言われていることだ。K-POPアイドル達はこぞって日本語曲を収録したアルバムをリリースする理由は、日本はまだCDが売れるからだ。だが、CDに依存した音楽市場には欠点がある。

CDに依存する音楽市場の欠点                         ・ランキング内に長期間居ることができない

CD販売を主にするアーティストの特徴として、初登場一位になっても、次の週ではランキング外に居る、ということが少ない。熱狂的なファン達がCD発売と同時に爆発的に購入するため、初登場での一位は容易である。だが、長期的にランキング内に居るということがCD販売のみでは難しいのだ。

しかし、コロナ後のチャートは一気に変わったように見える。例えばYOASOBIの「夜に駆ける」は53週連続トップ20入り(2021年6月現在)など、長期間チャート内に居るのだ。これは令和のヒット音楽によく見られる傾向で、チャートの変動があまりないのだ。SpotifyやYouTubeなどの家の中で聞けるシステムが普及したことによりチャートの変動が少なく、より多くの人が聞きやすい音楽社会となった。

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コロナ後は特にTikTokからヒットした曲やTwitterなどから話題になった人などSNSから一気に流行るコンテンツが増えたように感じる。K-POPはSNSを上手く利用することで伸びてきた産業だったため、これから日本の音楽もSNSを利用する事務所が多くなるんじゃないかと予想できる。

特に最近の楽曲はTikTok用で作られる楽曲も多い。例えば、ひらめの「ポケットからきゅんです!」はTikTokでの投稿をきっかけにカップルなどの間で動画に使用され話題となった。耳に残るフレーズと可愛らしい歌詞、TikTokの動画にしやすい楽曲の短さが多くの若者の共感を呼び、フルバージョンまで作られた。

今後もSNSからの音楽は増えると確信できる。


・コロナが収まった後、流行る楽曲

コロナが収まった後の楽曲は、明るいサウンドのEDMが流行ると思う。現在でもアメリカではEDMが音楽の流行ではあるが、ダークなサウンドというよりは、明るいポップなサウンドの音楽が流行ると予想。


音楽が止まってしまった世界をまた明るく元に戻すことができるのかもしれない。

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