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うつ病になったときのこと㊷
気が付いたら嫁が寝ていました。
時計を見ると5時・・・・朝か。どうやら私はあの後夕飯も薬も飲まずに気絶していたようです。
頭痛は昨日よりはマシになっていましたが悩みは全く消えていません。
ウダウダしていると、時計の針は7時を指しており、嫁が起き上がりました。
起きてたんかい。よう寝とったな、あんた。上司に連絡するから今日中には結論出しなさいよ。怒られに行くんじゃないんだから。課長さん、かなり心配しているみたいやで。
心配をかけている・・・その言葉の響きがとても嫌でした。そもそも迷惑をかけているという罪悪感をどれだけ背負わなければならないのかと思うだけで生きるのがつらい。この罪悪感をなくすためにはどうしたらよいのだろうか・・・・なんて考えられることができるわけもなく、私は再度、布団に突っ伏すのみです。
俺は何のためにこの世に生まれてきたのだろうか?
そもそも論が頭の中をグルグルとリフレインし、頭痛を増幅させていきます。もう完全にドツボにはまっている状態です。
そうこうしているうちに昼を迎えていました。
嫁が、
あんた朝ごはんも食べてないし、薬も飲んでへんやん。いい加減にしいや。
アタイが上司と連絡して日程決めるから、絶対に行くこと。嫌でも連れていくからな。
オーマイガッ・・・罪のないものを追い込むのはやめてくれ~
私はまた気絶しました。
つづく
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