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番外:自己責任の向こう側

国家は国民と共にあるということを現在、ウクライナで起きている現実を見せつけられてリアルとして感じている。

果たして日本がウクライナと同じ境遇に立った場合、国民はどこまで国家のために立ち上がることができるだろうか。

自衛隊が最前線で戦うことは言うまでもないが、国民に自己責任という社会制度を突きつけた自民党を始めとする政治家に対して国民が忠誠を誓うかどうかは甚だ疑問である。

ウクライナのゼレンスキー大統領のリーダーシップは国民の絶大な信頼のもとにあることは、大統領として選任された背景を見るに明らかである。

翻って、日本国民の拠り所はどこにあるのだろうか。自己責任を社会構造として作り上げた政治家に対してよりも、国民を守ることを主任務に闘う自衛隊に信頼が寄せられる可能性は高いものと私は見ている。

シビリアンコントロールが崩れることはないとは考えられるが、国民は身を挺して国を守る自衛隊に対して政治家以上の同胞としての共感を抱くことは想像に難くない。

国家存亡の危機を迎えた時に、国民のリアルな姿が見られるだろう。

私は自己責任を政治に押しつけられた国民の向こう側がよい方向に向かうことを切に願っている。

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