小話:寒い夜だから
寒さが身に染みる夜だから、今日はラーメンを食べることにした。
家の近くに昔ながらのラーメンを出す店がある。
店に入ると客は誰もいない。
この店に来たのは2回目であるが、前回は休日の昼に訪れたが客は一人しかいなかった。
味は良いが見た目の汚さで人を遠ざけているのだろう。
店に入ると店主が、
「ご飯は半ライスしかないよ」
と言った。
私はラーメンを食べるつもりだったので問題ない旨を伝え、カウンターに座った。
メニューを見ながら迷いつつ、思いきってチャーシューメンを注文
味は安定しており、ウマイ。
体も暖まった。
さあ、誰もいない家に帰ろう。
了
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