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台南散策に最適なホテル3選

お久しぶりです。2週間ほど前に、コロナの影響で日本に帰国しました。

ご存知の通りヨーロッパで猛威を奮っているためフランスは入国制限、台湾も3月18日から入国制限、私は3ヶ月の観光ビザが3月末に切れてしまうのでそれまでにビザラン(※外国に行ってビザを更新して再入国すること)をしようと思っていたのですが、このタイミングで帰国を余儀なくされてしまいました。

そんなわけで泣く泣く台湾編も終わってしまうのですが、色々と書きたかった記事もあったので、少しずつ出していきたいです。

とりあえず台南に行った時のことです。台南は暖かくて歩いてるだけで癒される街。車の運転がめちゃくちゃ荒いので有名で2回ぐらい轢かれそうになったけど、それ以外は本当によかったです。

主に台南市街地にある場所に宿泊していたので、その近辺のおすすめの場所も一緒に紹介します。

1. Cao Ji Book Inn Hostel

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Cao Ji Book Inn Hostel, No. 71, Nanmen Road, West Central District, 70049 台南市, 台湾

ブックホステル。
本棚に埋もれたベッドにときめく。

「個人的にはスタッフの女の子たち フレンドリーなのはもちろんですが どこか書店の店員さんのように控えめで丁寧」。

まさにレビューの言葉通りで、働いてる方が自然体でとても良い。TWD850(約3000円)くらい。

街の中なのに、隠れ家みたいにひっそり。ちょっと地下に潜るとハリーポッターに出てきそうな本の部屋があったり、本棚の裏には隠し扉みたいな荷物格納スペースがあったりと、構造が面白くてオーナーの遊び心を感じる。

日本語で書かれた本は本棚半分くらいの量しかなくて、古い本が多かったけど、中国語が理解できたら、ふかふかのソファに座って片っ端から本を読みたい。

一歩も外に出なくても楽しく過ごせそう。

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女性用ドミトリーは少し歩く(とはいえ近い)。明るく風通しも良く清潔感もある。

鍵付きロッカーあり。水回りきれい。シャワーの水圧が強い。アメニティーもエコフレンドリーなブランドのものを使用。アロマ系のいい匂い。トイレもウォシュレットついたりナプキン置いてあったりと、細やかな気遣いが良い。

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4Fのラウンジでは、フルーツやパンなど軽い朝食が食べられる。私が泊まった日はパッションフルーツやバナナや食パン、甘いパンがあった。コーヒーマシーンもある。目の前は緑豊かな孔子で緑を見ながら食べられる。

徒歩数分圏内には美術館や文学博物館や林百貨や素敵な路地があり、疲れたら帰ってきて昼寝をしたり、ここを拠点に1日過ごせる。

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フランス語の語学交流で知り合った友達が、美術館で展示をしてたからそれも見てきた。中庭に大きな木があって雰囲気の良い美術館。すぐ近くに別館もある。

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台南市美術館一館, No. 37號, Nanmen Road, West Central District, Tainan City, 台湾 700, https://www.tnam.museum

あとは、林百貨の近くにある帆布工房が本当に素敵なので、是非機会があれば訪れていただきたい。

ここは工房になってて従業員の方がミシンで手縫いしてる。今回の旅では物欲をぐっと我慢したけど、もう一度行けるとしたら手に入れたい。

付近には帆布のバッグを作ってるお店が他にもいくつかある。

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永盛帆布, No. 12, Zhongzheng Road, West Central District, Tainan City, 台湾 700,

歩いて5分くらいのところに最高においしいキューバ料理屋があるのでここもおすすめしたい。

台南について最初の夕飯がここ。

台湾人女性と結婚したキューバ人の方が作る、キューバ風のちょっとスパイシーなハンバーガー。これまで食べたバーガーとポテトの中で一番おいしいかった。

騙されたと思ってぜひ!(おいしすぎて写真を撮る余裕はなかった)

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Little Cuba, No. 48號, Chenghuang Street, West Central District, Tainan City, 台湾 700

2. U.I.J Hotel and Hostels

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U.I.J Hotel and Hostels, No. 5, Lane. 115, Youai Street, West Central District, 700 台南市, 台湾

ホテルとホステルのとカフェとバーなどの複合。建物が大きくてホステルに見えない。

館内はインダストリアル風のインテリアでちょっと無骨な感じ。雰囲気良くて超癒される。

館内はガラスが大きくて開放感がある。到着した日は土曜日だったから、DJがレコード流しててたくさん人がいた。

ここも本がたくさん置いてある。

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一番よかったのは4Fにある共有スペースで、夜はライトがついてとっても綺麗な雰囲気。

コーヒー紅茶飲み放題。バルミューダのトースターとかジューサーがある。設備充実。朝食はないけど、外で買ったクロワッサン焼いて食べた。

おしゃれな雑誌が無造作においてある。Penとか日本の雑誌もちらほら。館内おしゃれすぎて緊張する。映えるからみんな写真撮ってる。

夜はそんなことないけど、朝9時ごろ共有スペースですっぴんのまま朝ご飯食べてたら若干浮いた(心から人の目を気にせずリラックスするのは難しい)

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ベッドはしっかりとした帆布で仕切られてて、風でひらひらしないから密封感があって安心。人部屋の収容人数もまあまあいるものの、天井が高いので気にならない。

2段ベッドの上だったけど木でできた階段で登って入る感じだったから、独立してる感じがしてよかった。空間に余裕があるせいか、音もそんなに気にならない。

シャワーも水圧高くて良い。ドライヤーの風圧も強くていい。ここのアメニティもいい匂いで癒される。

特にヘアオイルがさらっさらになって最高。クロエの香水みたいなほんのりバラの香り。このヘアオイルも、もしもう一度チャンスがあれば手に入れたい。

本当にさらっさらになってびっくりした。

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ここもスタッフさんが親切。みなさん制服なのかデニムみたいな濃い青のシャツを着てて可愛い。ディズニーランドのキャストさんみたい。

チェックインの時に、鍵と一緒に日本語で書かれた台湾の本を渡してくれた。

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読んだことあったけどこれとてもおすすめ。かわいいものたくさん載ってる。

里珍の歯磨き粉とか無添加石鹸はこれを見て買った。あと脚がオレンジのスチールの椅子がすごく欲しくなった(台北にしか売ってなくて買えなかった)

3. Well Stay Hostel

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Well Stay Hostel, No. 28 Dade Street, West Central District , West Central District, 700 台南市, 台湾 –

寝不足だったからシングルルームを探して辿り着く。到着すると誰もいなくてオーナーとは電話で連絡を取る。

鍵は全部スマートキーになってて、暗証番号を入れて入室する感じ。チェックイン、チェックアウト全てセルフ。(流行りの無人ホテルスタイル)

結局電話でしか話さなかったけど、レビューによるとオーナーは車で近くまで迎えに来てくれたりとても親切な方らしいので会いたかった。

コロナの影響でぴりつき初めていた時期だったから仕方ないけど、日本人だと言うと「いつ日本から台南に来たの?」と電話口で若干警戒気味だった。台中から来たよというとそうなの〜?!とげらげら笑ってて電話口から人の良さが伝わる。

そしてここも周辺散策に便利。特に好きだったのが西市場のエリア。

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パイナップルのジュースとか、お茶の飲み比べができるスタンドとか、牛肉麺や意麺がおいしいお店とか、オーガニックショップとか、小さい空間に入ってるお店が良くて。滞在中に3回くらい行った。

さらに北の方に歩いて行くと台南最古の映画館があったり、お寺が集まったエリア、フルーツ屋さんがたくさんあるエリアだったり色々ある。

台湾人から言わせると

「徒歩5分以上だったら当然バイク。よくそんなに歩けるね、信じられないよ」

といった反応だったけど全然歩ける距離。

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全美戯院, No. 187號, Section 2, Yongfu Road, West Central District, Tainan City, 台湾 700

映画館でチャーリーズエンジェル見て帰りに近くでフルーツの盛り合わせを食べた。

チャーリーズエンジェルの観客は意外にもおじいちゃんおばあちゃんが多くて、映画が終わっても何をするでもなく佇んでたりしてて、ゆるくて癒された。

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そこからさらに足を伸ばすとバスターミナルの近くに朝食屋さんがあるんだけど、ここのサバヒー粥が朝食では一番おいしかった。

サバヒーっていうふわふわの白身魚、小粒の牡蠣とかにんにくとか香草が入ったお粥。

トッピングは油條(ヨウティアオ)という台湾の揚げパン。スープにひたして食べると美味しい。

顎関節症気味だからパンが柔らかくなって助かる。スープが少なくなってるのを見た店員さんが、途中でスープを継ぎ足してくれて優しかった。母ちゃん。

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阿憨虱目魚粥, No. 169, Gongyuan South Road, North District, Tainan City, 台湾 704

紹介したもののホテルから歩いて行くのはちょっと大変な距離。

台南から日帰りで行ける自然豊かな安平

途中で行った安平もよかった。台南中心地からバスで30分くらい。

バスターミナルからもバスが出てるのでサバヒーの後行ってもいいかも。

古い市街地がとても綺麗。海沿いをのんびり歩いたり、歴史ある樹木を見に行ったりできるよ。

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その辺の自転車に乗ってるおじさんが普通に話しかけてきたりお土産にえびせんくれたり、住んでる人は力が抜けててとてもフレンドリー。

観光地にありがちな荒んだ感じを人から感じない。

台南は牛肉が有名なんだけど、安平は牛肉湯が有名なお店がたくさんあるからハシゴするのもおすすめ(滞在中に4-5回食べた)

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本当にシンプルな牛肉のお出しのスープなんだけど、店によって結構味が違って奥が深い。

しょうがをたっぷり入れて飲むと体も温まっておいしい。

アクセス

台中から台南へは新幹線で1時間くらい。バスで2時間くらい。

あと高尾も近いのでセットでまわるといいです。

ちなみに台湾の新幹線は日本の新幹線に比べて安くておすすめ。

特に、3日間乗り放題のチケットがあって、これKKDAYで買えるんですが、多分一般的な旅行だったら3日くらいあれば台北ー台中ー台南ー高尾などは回れるので、台湾行くのであればこれで回るのが一番効率的でいいかなと思います。

おわりに

2-3日もあれば大体見られるけどかれこれ1週間くらい台南には滞在。

そもそも旅行の動機が親との喧嘩だったので、実は旅行というより家出。家出少女ならぬ家出女性(大人なので)。

今回紹介したホステルは一泊あたり2500円〜3000円くらい。

台南はこういうかわいいホステルがたくさんできてて泊まってみたいところがたくさんある。

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逆に市街地の観光ではなく自然を楽しみたい場合は、台北付近の鳥来っていう温泉地とか、台東、小琉球などが良さそう。

登山もおすすめ。登山についてはまたまとめたいなと思います。

ではまた!

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