見出し画像

エンジニアリングマネージャーとしての2019年を振り返る

こんにちは。スマートキャンプでエンジニアリングマネージャーをしている米元です。

これがnote初投稿です。

いきなりですが年末なので会社のエンジニアブログに書いた記事を引用しつつ、今年の振り返りを書いていこうと思います。


育休をとった

1月から育児休業を取得しました。詳細はブログに書いていますが、1ヶ月の間お休みを頂いて育児に専念しました。

育休を取ったのがマネージャーになって3ヶ月ほどしか経っていないタイミングだったので仕事への影響がかなり不安でしたが、上司や同僚のサポートのおかげで何事もなく無事に過ごすことができました。

当然ですが復帰後も育児は続いているので、暫くは業務のキャッチアップや育児との両立に苦労しましたが、1,2ヶ月かけて徐々にペースを掴めたかと思います。

エンジニア採用に注力した

6月以降は採用にリソースの大半を使いました。

以前からエンジニアの採用活動自体はしていたものの、会社や組織のフェーズが変わり採用要件も変化していたり、エンジニア採用の市場環境の変化に対応するために採用チャネルやそれに対するアプローチも変える必要がありました。

自分自身は採用を専任で担当した経験は無かったのでかなり手探りでの活動になりましたが、メンバーの協力や社外の有識者のサポートもあり、なんとか成果を出すことができました。

詳しくは以下の記事に書きましたが日々改善をしているので現状は少し変わっているところがあるかもしれません。

また、社外の方々を招いた自社開催イベントでも採用について話すことができました。

振り返り記事を書いた

会社のブログにも振り返り記事を書いたのでほぼほぼ内容がかぶってます・・・!

こちらはチーム全体でやったことも含めて書いています。

社外の人と定期的に1on1をした

社外というか元同僚でエンジニアリングマネージャーをしている人なのですが、月1回くらいの頻度で休日に2時間ほど使ってカフェで1on1をしました。

互いにその時の課題や悩みを話し、それに対して質問やフィードバックを相互にし合う形でやっています。

社外の人との1on1の場合、完全に知らない人だと背景や自身の性格から知ってもらう必要があるので時間がかかってしまいますが、自分の事を良く知っていて更に仕事内容も似ている人だと、客観的な立場で自分に合った意見をもらえるのでとても有り難いです。

この機会を定期的に持つことで自身の考えが整理されたり、悩みを共有することができるので仕事の面でもメンタル面でもかなり助けられています。

気付いたこと

この1年を通して、これまで頭では理解していたものの実感として気付いた事をいくつか書いてみます。

成果に出すために人に頼る(頼ることは恥ずかしいことではない)

当たり前といえば当たり前なのですが。

採用や組織作り・開発プロセスなどに関して、外部の有識者(技術顧問の方など)に相談することで解決したこと、前進した事が多くありました。これまでは何か課題があっても頭のどこかで「自分(または自社)で解決出来ないのは恥ずかしい事だ」という思いがあり、それが足かせになっていた部分があったように感じています。

私が所属しているスマートキャンプでは外部の有識者、それも一流の方にアドバイザーとして参画して頂き、定期的に相談する機会を設ける文化があります。

もちろん自分で考えて自分で解決出来れば一番良いのですが、そのために無駄に時間をかけてしまったり成果を出すための最良の方法で無いのであればただの自己満足になってしまいます。

会社やチームにとって最速で最良の成果を出すために出来ることは何でもする。そのための手段として外部の有識者を頼る・投資する、ということに実感を持って気づけた事が大きかったなと思っています。

マネジメント(というよりチームで何かを成し遂げる事にコミットすること)は面白い

前述の振り返りの記事にも書いたのですが、この1年でマネージャーをしていて楽しいと感じる事が何度もありました。

自分自身は1人で黙々と作業することも好きなのですが、やはりチームで何かの課題に取り組み、それに対しての成果が出た時が一番モチベーションが上がる事を実感しました。

ただチームで取組んだことに対して自分の想像を超えた成果が出た時に皆で喜べることが自分自身のやりがいにもなり、マネジメントの面白みを感じられた1年でした。

うまくいった事はチームメンバーの功績が大きく、逆にうまくいかなかった事は自分自身がもっとメンバーをサポートしたり環境を整える事が必要だったなと思っています。

来年に向けて

2020年にやることは振り返り記事の方に書きました。

- 組織・技術基盤の両方のスケーラビリティとケイパビリティを高める
- 上記を達成するために自分自身の技術スキル・マネジメントスキルを高める

加えて意識していこうと思っていることは以下の2つです。

1. 開発組織が会社や事業に対して最大限貢献すること。自分自身はそのために最もレバレッジが効く事にコミットし続ける

2. メンバーの市場価値を上げること。逆に言うと所属している事でメンバーの市場価値が上がり続ける(≒メンバーが成長し続けられる)組織を作る

まずチームとして成果を出し、その中でメンバーの成長にもコミットしていこうと思います。

参考にしたもの

この1年でエンジニアリングマネージャーとして参考にした書籍や記事等を紹介したいと思います。

最初にプロダクトマネジメントトライアングルからインスパイアされたエンジニアマネジメントの定義・責任をまとめたエンジニアリングマネジメントトライアングルについての記事。

エンジニアリングマネージャーといっても会社や組織の規模・フェーズによって求められる役割や責任が全く違うことも多く、言語化・視覚化がされにくい領域だと思います。

この記事のトライアングルを使いながら、自分がいる組織で自分自身がどこを埋めるべきかを考えると整理しやすいかと思います。

以下は参考書籍ですが紹介するまでもなくEMの方は皆さんは既に読んでいる方が多いのではないでしょうか。

Team Geekは数年前に一度読んでからはしばらく読んでなかったのですが、今年になって改めて何度も読み返しました。HRTはシンプルで語呂としても覚えやすく、素晴らしい概念だと思います。

他にもコーチングやチームビルディングなどの本も参考にしています。それらはまた別の機会に紹介したいと思います。

終わりに

以上、2019年の振り返りでした。

来年はこれまで以上にアウトプットを増やしていきたいと考えており、まず個人でのnoteを書いてみました。

当面は会社のエンジニアブログがメインにはなるとは思いますが、こちらにも個人的に考えていることや、参考になった記事・書籍などの紹介を書いていけたらと思っています。

それでは皆さんよいお年を!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?