自由意志は存在するのか?

茂木けんさんがよくしゃべってることですが
この人は前に書いた本では自由意志の存在を疑ってなかったけど
最近はちょっと疑ってきてますね
まあまだ自由意志肯定派のようです

ずいぶん前から自由意志か決定論かでも議論はされてきてたけど
いまだに明確な答えは出ていません
ただ最近の説では意思決定をする数秒前に脳はすでにどうするか決めてるということはわかっているようです
例えばABCDEの中から一つだけ選んでください
って問題がでてDを選んだとしましょう
そのときに自分でその場でDを選んだと感じるでしょうが
その数秒前からDを選ぶことといういのは決定していた
ということです

「いやいやなにを言ってるの?全部自分の意思で決めてるんだけど?」
という反論も当然あるんでしょうけど
それは自分で意思決定をしているという錯覚かもしれません
これを哲学ゾンビといいます
人間というのは意思がないゾンビ状態で自分で考えて答えを出しているわけではありません
あくまで自分が考えた気分になっているだけなのです
これが事実だと今までがんばってきた自分も
すでにがんばることが決定していただけで
自分ががんばったわけでもないという元も子もない話になりますね

自由意志とは量子的あいまいさと不確定性によってできています
難しくてよくわからんとなりますが
例えば1メートル先のゴミ箱にゴミを投げ捨てれば
まあほぼ確実にゴミ箱に入るでしょう
けどもしこのゴミ箱が1センチくらいの大きさしかなかったらどうでしょう?
その極小のゴミ箱が大量に敷き詰められていた場合
どのゴミ箱に入るかはわかりません
投げる力も毎回同じように投げられるわけではないので
軌道は乱数となります
そうなると結果が毎回変わってしまいます

意思決定というのはこれと同じようなものなんです
選択肢がいくつもあって自分で決めていますが
正確に決められるわけではありません
感覚的に決めているので毎回答えはバラバラです
私自身もなにか書くときに最初に決めずにその場で感覚的にやってます
なのでよくわからん流れになるときが多いです

1人で考えてもバラバラなのだから複数人いたら
意見はさらにカオスになるでしょう
そうなっていくと周囲に流されるほうが楽な気もします
自分は流されてないつもりでいても
結局なんらかの情報ソースを受けているものです
参考にする程度ならいいですが
自分の考えというのはしっかり持たないと
流されて利用されるだけです
そう絶対ハンドルは自分で握りしめていこうぜと
ブンブンジャーでも言ってました

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