芦辺拓氏の華甲記念本
ミステリー作家の芦辺拓氏の還暦祝いパーティーに招待されて今月9日に参加してきた。氏とはpixivにて出会い、6年越しの付き合いである。「華」という文字には6つの「十」と1つの「一」が入っていて数えで「六一」と言う事で還暦を意味するそうだ。今回初めて知った。粋な言い方である
それにしてもパーティーの参加者も辻真先氏をはじめ、文壇やミステリー界の大御所、漫画家、イラストレーターと大物揃いでこっちは端っこでビクビクしてた。(笑)
氏はミステリー界でも熱量の高い作品を書くので有名。とにかく1つの作品にこれでもかとトリックを惜しげもなく注ぎ込んでくるのでレトロな本格ミステリーを好む読者から圧倒的に支持されている。その上最近はジュナイブル作品からSFファンタジーのような作品、アイドルものまで手がける幅広い活動を行っている。そして埋もれてしまった昔のミステリー作品の発掘なども精力的に行っている。
そんな中でワシも「漫画仲間」として10ページの漫画を寄稿したのだがこの記念本もメチャクチャ中身が濃い!(笑)
この本の中で「彷徨座事件」という作品が芦辺氏が高校の時に書いたものだそうで驚いた。なにこの濃厚な筆致のミステリー。これが高校生の作品? この本の編集者が「まさに40年前から芦辺は芦辺であった」と言ったそうだが確かに今の芦辺氏と同じ雰囲気がビンビンする作品である。
翻ってワシが高校の頃描いた漫画の原稿が手元にある。虫プロの「ワンサくん」とポールギャリコの「ジェニィ」という小説の影響をもろに受けた黒歴史漫画である。(笑)一生懸命ケント紙をB4サイズにハサミで切って原稿用紙を作り、必死で作画して「りぼん」の編集部に持ち込みしたっけ。当時は男子高校生で少女漫画を読むのが流行ってたんだ。それにしてもこの漫画は絶対公開できないな。取り敢えず表紙だけ。(笑)
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