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ベリリウム後に御手洗に行ってきた話

できればトイレで全てを水に流したい。皐月晴れまっしぐらな週末の記録。

5/18(金)

翌日の土曜は雨だ。ガッツリよりの雨。前の週に登った麻生谷はカーネリアンの岩にある3/4段の課題、ベリリウムがなんとなく気になっていた。小山田大先生がインスタで短く触れていただけでそれ以上の情報はない。Youtubeには動画が上がっていない。そんな課題、登ってみたいじゃないか。

シーズン終了間近でもう登れる日も限られている。仕事を投げ出してライト片手に19時に麻生谷にやってきた。久しぶりのナイトに興奮していた。

アップもせずにベリリウムを触る。ゴシュナイト、カーネリアンが有難い課題だったからこれもそっち系かと思ってた。そんなことなくてガッツリ悪かった。大先生のインスタでは極小カチをつなぐ課題と書いてあったが、極小カチというよりゴミカチだ。持てそうで持てないし、持とうと思えば思うほど指皮を奉納せねばならない。2時間ほどで静かに息を引き取って家へ帰ってきた。

5/20(日)

土曜日は予定どおりの雨。でも俺の週末はまだ終わっていない。日曜日に登れる岩場がないのか、永遠に悩んだ挙句いままで行ったことのない御手洗に行くことにした。てか関西の岩場自体がはじめて。

豊田から御手洗は地味に遠い。下道が長く3時間超の道程となる。朝8時半、御手洗渓谷着。京都の黒眼鏡F氏とその妻に合流し、ターターシンなどの有名課題をはじめ岩場をご案内いただく。この時は御手洗の清流の奥底にある泥沼にハマり続けることになるなんて知るよしもなかった。

初夏

この日は暑かった。夏の始まりを感じさせる。最初の課題はそんな日にふさわしい初夏(初段)。F氏によると有難めな初段だという。

初夏感半端ないミタライ

関西の岩場は朝から賑やかで初夏の岩にも5名ほど人がいる。いっちょフラッシュでもかまして、岩場を景気づけたろうと安定のマウンティング根性丸出しでトライして落ちる。ちょっとムーブ探ってなんとなくしっくりきたところで繋げるものの全然できない。はまりにはまって腕もパンプする。

「この課題は難しい」と結論づけ、いい塩梅に自分のことを嫌いになってきたので隣にある落流(初2段)に現実逃避する。が、全く相手にならない課題だったことに瞬時に気づき改めて初夏に戻る。出戻り後、ようやく自分なりの手順を発見でき何とか完登。登り終わった後は「確かに有難い課題かなぁ」と言い出している自分は多重人格者なのだろうか。

歯車

初夏の後に周辺をウロウロしていると盛大に川ポチャをかます。もう初夏だから川ポチャも気持ちいいよね。こんなこともあろうかと短パンを用意しておいて幸いだった。お色直しして歯車に移動。

先客がいたので混ぜていただく。ちょっと触ってみるが核心部のピンチがすべすべしていて悪い。こちらはF氏も登っていないと言うから一緒にトライ。兎にも角にもF氏よりも早く登るんだという、再度安定のマウンティング根性丸出しでトライするものの中々登れない。

そうこうするうちにF氏が登り切る。発狂しそうになりながらリップへのダイレクトムーブでゴリ押し。ちなみにマントルが地味に気持ちわるい。

ターターシン

小休止を入れ、F氏があぶさんをやると言うので少しばかり冷やかしで触るも、全くカチが持てずに意気消沈し、最後にターターシン。もうこの投稿も1400字を超えてしまったので簡潔に記したい。敗退しました‼︎

もうね、何言っても言い訳になるけど一つだけ言わせて欲しいの。

御手洗嫌い・・・。もう二度と来ない。

そう心に決めて10月に再度訪問する計画を立てている俺、ヤンデレかよ。

以上