奨学財団 代表理事のブログ Vol.2
私の学生時代
静岡イノベーション奨学事業団 代表理事の富田です。
今回は私の学生時代を学生の皆さんにお伝えしたいと思います。
県立浜松西校を卒業し、第一希望の横浜国大に入ることができました。
当時、工学部電気情報系は人気が高く私の成績ではかなり難しかったのですが、部活が終わった3年の夏から猛勉強開始!
寝る以外は全部勉強。お風呂や通学中も単語帳を見てるほど人生で最も集中して勉強した期間でした。面白かったのは頑張った分だけ成績が伸びたことです。試験の頃には合格ラインまで実力がつき、なんとか合格できました。
猛勉強のモチベーションは、大学に入ったら辛い勉強から解放される!夢の大学生活が始まる!と思っていたからです。その反動から勉学よりも楽しいキャンパスライフを優先させることになりました。正直、優良とは言い難い学生生活のスタートでした。
せっかく親元を離れたのだから、みんなと違うより充実した学生生活を送りたい!と学生ベンチャーみたいなサークル(会社?)に入りました。これは一つ上の先輩が立ち上げた学生ベンチャーで東神奈川駅のマンションオフィスでの小さな国内旅行会社でした。朝から多くの大学前でパンフレットを配ったり、深夜のツアーバスに添乗したり、スキー場のペンションで一冬を過ごしたりと結構忙しい毎日でした。
その会社は利益が出てたわけではないので、給料はゼロ。交通費などの出費もありマイナスバイトでしたが、4年間ベンチャーの真似事にも関われたのはとてもいい経験だったと思います。
また親からの仕送りも限られていたのでアルバイトもたくさんやりました。
家庭教師、横浜元町のバーテン、イベントやコンサートのスタッフ、教材販売など大忙しでした。家庭教師では中学と高校生の男の子の成績がぐんぐん伸びました。バーテンも4年間続け、シェフに夜遊び!を教えてもらいました。どちらもとても楽しかったな?
アルバイトという立場で社会やさまざまなビジネスに触れることは学生しかできないことかなと思います。また、学業は単位を取るためだけ、卒業するためだけと割り切っていました。今から思うと本当に勿体無いことをしたと思います。
卒業研究は電子回路解析プログラミングでしたが、関心・理解も不足していて今から思うともっとやっとけばよかったな。
ここで頑張ったら天才エンジニア!になれたかも?と思ったりもします(笑)
卒業はできましたが、勉学はほんともう一度やり直したい。後悔が残ります。学生の皆さんにお伝えしたいのは、とにかく何事も全力で取り組んで欲しいということ。
これからコロナも緩和し、友達づきあいやサークル活動も活発化すると思います。関心のあることをみつけて思いっきり頑張ること。
勉学も今しかできないのでこの時間必死に取り組んでほしいです。やはり学業がメインの皆さんの仕事です。多くの税金を使った大学施設、研究、教授、そして親御さんの支援があっての大学生活です。
死ぬほど考え努力することは社会人になって絶対にプラスになります。
皆さんの春を心から応援します。次回は就活について書きたいと思います。
一般財団法人 静岡イノベーション奨学事業団
代表理事 富田直人
給付型奨学金に興味のある静岡県の学生の皆さん
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