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私が人に騙されない理由

日本人は1パーセントでもネガティブな結果が出る可能性があると実行しないという性質を
持っている人が多いと感じますが
私はそれだと逆に騙されやすいと思うのです。

投資をするようになって
投資マインドを身につけて
見返りが返ってくるかわからないことでも
挑戦出来るようになりました。

多くの人は
確実にメリットが有ると思えることにしか
動くことが出来ません。

ある時テレビでニュースを見た時に
こんなニュースが流れていました。

コロナで副業を始める人が増えていて
それを狙った情報商材による詐欺が増えている とのことでした。

今回取り上げられていたのは
「3ヶ月で必ず月収100万円稼げます」
との広告に釣られた消費者が
ノウハウの購入で30万円取られて
3ヶ月経っても5000円しか稼げなかった
という事例でした。

いやいやバカかよ」とテレビを消しました。

ほとんどの人は
いやいやバカかよ」の後に
「そんなのに引っかかるなよ」
という文言が来るかもしれません。

ただ私が思った「バカかよ」は
ちょっと違います。

「3ヶ月で必ず月収100万円稼げます」
は誰の目から見ても明らかに怪しい。
何か裏があるとは考えて然るべきと思います。
「100万円とまでは行かずとも
 数万円は稼げるだろう」と
消費者は思ったと言います。

確かに怪しいビジネスでも一握りの人は
結果を出します。
ただそれは想像を絶する茨の道で
おそらく成功できるのは宝くじを当てるくらいの
確率なのではないかと容易に想像がつきます。
それを「必ず」と言い切るところで
確率論がバグっていると気がつかないといけないのです。


そんな確率論の計算が明らかにおかしい情報商材に投資するには大き過ぎる金額で
挑戦してみて自分の中で
やっぱそうだよね。いい勉強になった。
と折り合いのつけられない金額を払ったのは
自分なのに
詐欺だ
なんて他責思考が過ぎると思ったからです。
副業をやるにしては覚悟が足りないと思いました。

こういう人は社会の中で一定数います。

もちろんニュースになったこの事件は
販売側に明らかに悪意が有りますが

すぐに「詐欺だ」
「騙された」「裏切られた」
「私の青春を返して」
などと被害者ぶる人は
それを信じた自分に責任がないとは
思ってはいないでしょうか。

私は怪しい話などの話を聞きに行った回数や
怪しい人について行った回数は
人並み以上だと思っていますが
騙されたと感じたことはありません。
自分の中で「騙し取られてもいい」と思えるだけのお金だけを払って
「あ〜楽しかった。勉強になった。」
と帰ってきます。

逆にそういった経験を重ねているからこそ
無意識に
「今聞いている怪しい話にどれだけなら
   お金を払えるか?」
という確率論の計算ができるのだと思います。

恋愛においてもそうで
「裏切られた」とか「やり捨てられた」などと感じたこともありません。

自分でホテルについていきながら
「犯された」と言っていた友人の話を聞いた時は
先程のニュースを見た時と
同じ気分になりました。

その友人も手を出した男の人に
「絶対に手を出さない」と言われていたそうです。

騙されやすい人というのは
こういった「絶対」とか「必ず」のような
言い切り表現に弱く
一か八かのリスク管理しかできないものです。

人間のケアレスミスや
機械のバグなどの存在するこの世界に於いて
まずもって
「絶対」や「必ず」なんてものは
存在しないと考え直すべきなのです。

その大前提を思い出さない限りは
自分の行動に責任が持てず
他責思考で
いつも被害者意識ばかりを持つ不幸から
抜け出せないのです。

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