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女だったからよかったのかも?

私は以前日本で5本の指に入るほどの
ブラック企業に勤めていたという話をしました。

今の会社に採用されたのも
その名高いブラック企業に勤めていたという
事実から

「え、あの軍隊のような会社に3年も勤めていたの?根性あるね!合格」

みたいな感じでした。笑

ただ本当に3年勤め上げていたかというと
少し疑問が湧いてきます。

私は数字のプレッシャーの強すぎるその会社で
毎日泣きながら仕事をしていました。

ただそれが出来たのは
自分が女だったからではないのか?
というひとつの仮説が湧いてきました。

つまり男だったら難しかったという話です。

LGBTQへの理解やジェンダー平等を訴える昨今でも
「男らしさ」「女らしさ」という概念は
たしかに私たちの中に存在し
それは極限状態にこそ表れてきます。

例えば精神的に極限状態になった時
周囲に愚痴をこぼしたり
泣いたりヒステリーになったり
自傷行為に走ったりしがちなのが
女性の限界の表れ方なのに対して

男性は
マウンティングを取ったり人を見下したり
説教をしたり暴れたり
他人に攻撃的になって時に暴力を振るう
などの方向で表れやすい

と考えています。

これは無意識のうちに刷り込まれた
「男らしさ」「女らしさ」が
上記の行動を無意識のうちに容認するように
働くからだと思います。

つまり男性だったら
「人前で泣くのは恥ずかしいけど
 人に攻撃する形だったら
 男としての面子は保てる」
と無意識で考えているということです。

どちらの行為も
周りの人にとって害悪な行為であり
最終的には人が離れてしまうという
最悪の結果を招く行動かと思います。

だからストレスを溜めないことが一番なのですが
何かしらの方法で爆発する時は
せめて自分のジェンダーに相応しい
やりかたを無意識に選んでしまうのだと思います。

だからでしょうか?
うちの会社ではストレスに耐えられなくなった
社員が突然飛んでしまうなどの事態は
圧倒的に男性社員が多かったのです。

私は「飛んでしまう」という
自分にとって最悪な事態を防ぐために
毎日我慢の限界を「泣く」という行為で
発散していたのだと思います。

結果として3年間私は
飛ばずに済みました。

ただそれだけのことなのです。

他の人たちにとっては
その行動がベストだったのかはわかりませんが。

私は自分の目的を達成するために
周りを犠牲にしていただけなのかもしれません。

でもこんな私でも
10年以上経った今でも関わりを持ってくれる
当時の仲間たちがいます。

「物好きだなぁ」と思いながらも
感謝の気持ちをもって接していきたいと思います。

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