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正義なんて流行り廃り

手相占いで有名な島田秀平さんが
話していた話で
面白いなぁと思ったことがひとつありました。

「人は死んだ時に
 死後のポイントが付与される。
 現代のお金のようなものだ。
 死後のポイントは
 生きているうちに
 たくさん新しい経験をした人が
 多く付与される。」

と。
ここで聞いている人は
「いい行いじゃなくてですか?」
と質問するのですが
この返答が面白いのです。

善行、悪行というのは
 時代によって変わる。  
 新しいことをしたかどうかは
 時代に変化されない。

ということでした。

すごく腹落ちしました。

コロナ禍や戦争を経て混沌を経験した
私たちの多くは
「何をすればいいかわからない」
という混沌に苦しめられました。

テクノロジーの進化が激しく
価値観の変化のスピードも
追いつけないくらいです。

転職するにしても
どの業種が伸びるのか
本当に不透明な時代がやってきました。

AIが文章や絵まで作り出すなんて
誰が想像できたでしょうか。

クリエイティブな仕事だけは
AIに邪魔されないとまで
言われてきたというのに。

こんな時代に全時代の「正義」を
引きずっているのは大変危険です。
それを具現化しているのが
「失われた30年」と言われた
この日本です。

この激しい時代の流れの中で
「正義」が一つでないということは
今みなが知ることとなりましたが

だいたい時代を創る偉人というのは
この新しい「正義」を
まだ受け入れられなかった時代から
持ち込んで広めた
インフルエンサーのような人たちです。

その人たちの信じる「正義」が
まだ流行っていなかった時から
それを信じていたからこそ
下積み時代は
人から反発される苦しい歴史を
抱えています。

これってまさに
ジャンルが新しすぎて
なかなか認められなかった
新進気鋭のデザイナーや
インディーズのアーティストのようですよね。

私も人と浮き続けていた時代を
経験しているので
なんとなくですが
その感覚を擬似体験しています。

そして今の時代の価値観の方が
自分が信じていたものに近く
生きやすいと感じています。

つまり「正義」なんて
流行り廃りのようなものなのです。


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