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IN MY ROOM 〜オシャレ風で失敗した部屋の歴史①


少し前の投稿でお話しした
地元での地獄の5年の
最後の思いがけず楽しかった高校3年の
卒業後の話です。

私にとって一人暮らしの生活は憧れで
子どもの頃はよく「将来の自分の部屋」
とかで絵を描いてたほどでした。

その絵の私の部屋は

天井にシーリングファン
ライトは間接照明で
観葉植物が置いてあり
カーテンではなくブラインド
テレビではなくプロジェクター
壁には額に飾られた写真
そして謎に
ラッセンのイルカの描かれた
ヘリウムの風船が浮かんでいた

という意識高い系の部屋でした。

ちなみに今の部屋には一個も
これらは有りません。笑

実家から出て最初の家は
一部ルームシェアの大学の女子寮でした。

それでも人生の中で初めて手にする
自分だけの部屋でした。

部屋といっても間取りが限られており
布団を置く用の段差の上に畳があり
収納がたくさんついた大きな勉強机が
最初から併設されており
残りのスペースで上記のような
クリエイティビティを出すことは
出来ませんでした。

もっとも
その時はお金がなかったんですけどね。

実家からは
なんとか生活用品を買い揃えるための
10万だけがあり
それが尽きたらすべて自分でバイトして
調達しないといけないという
激貧スタートでした。

まず私は残り3人のルームメイトと
市役所で住民異動の手続きと
街へ出て生活用品の買い出しに行きました。

まずは100均で生活必需品を
揃えるのですが
その当時の100均は今ほどオシャレではなく
後々お金が貯まってきてから
オシャレなものに買い換えようと
思っていました。

服も制服が無くなって
より私服にお金をかけないといけないし
今のようなファストファッションもないので
古着屋でなんとか掘り出し物を探していました。  

同じ高校の同級生が
ルームメイトになりましたが
彼女は比較的実家が裕福だったので
よく金銭感覚のズレで喧嘩になりました。

それでも
自分ひとりの部屋が出来たことと
実家を出て好きなように動けることが
嬉しくて嬉しくて仕方なかったのです。

つづく

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