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勝ち負けの次元を越える

人が平均から平均以上に
突き抜ける時には
必ず「勝ち負け」のある世界から 
脱する必要があるように
最近思えてきました。

勝ち負けの世界
それはつまり
正義と悪
敵と味方
アンパンマンとバイキンマン
WINLOSEの
二項対立の世界

これは政治でいうと独裁国家で
発展途上の国を
平均レベルの経済成長に
推し進めるには
とてもいい方法だとされています。

戦後の日本や昨今の
中国やシンガポールがいい例でしょう。

シンプルだしわかりやすいからです。

ただ今脱資本主義や
SDGSで叫ばれているように
そこを脱却すべきフェーズに
訪れる時が来ることがあり

そこをうまくやれなかったのが
現代の日本の衰退の敗因のようにも
思えてきます。

そもそも世界は二項対立なんて
本当はそんなシンプルではないからです。

平均レベルまで到達した後は
うまく自由や自分のオリジナリティを
伸ばしていく必要があるのですが

聞こえがいい割にこの
「自由」を怖がっている人が
実は大半のような気がします。

とくに日本人なんかは。

ある程度のスキルを身につけて
それからは応用やオリジナリティを
伸ばしていくフェーズに差し掛かって
いるにも関わらず
まだ誰かに導いてほしいと
願っている人が多いと感じます。

わかりますよ。
私だって何していいかわかりませんもん。

ですが自分の立ち位置を把握し
この次元を超えられないことには
平均以上に行くことはできないし
WINLOSEの世界観から
抜け出すことができないのです。

私は今この分岐点に立っていると
自分で感じます。

そしてその壁を越えられた人
越えられなかった人
その違いを観察していく中で
以前話題にした
アダムグラントさんの
「GIVE and TAKE」を思い出しました。

この本のミソは
GIVERというのは
実は私たちが思っているより多くて
一番成功する人も
一番失敗する人も
GIVERなのだということでした。

この本の中で具体的に
成功するGIVERと
失敗するGIVERの違いが
いくつか述べられていましたが

私が思うにその大きな違いは
WINLOSEを脱する分岐点にまで
立てているかということ
です。

まだ基礎ができていないうちに
オリジナリティを出そうとしても
失敗するから
まずは出来ている人の真似をする
必要があるように

発展途上の段階の人が
誰かに何かを与えようとしても
根本的な問題は改善されません。

GIVEするべき人間というのは
まさにこの基礎が平均レベルまで
持っていけた人なのです。

逆にいうとそこまでのレベルに
持っていけているのにも関わらず
未だに誰かの指示を待っていたり
WINLOSEの世界から
抜け出せずに自分の利益を追求すれば
必ずその先に失脚が待っています。

もちろんGIVEはリスクです。
ここでリスクを取れる人間になることも
重要です。

自分がある程度生活に困らない
経済レベルや仕事のスキルを確保したら
そこからは
①リスクを取る
②オリジナリティを追求する
③GIVEをする

これが出来ないと
次の次元つまり
WIN WINの世界観に
到達できないように思います。

真の豊かとは
このWIN WINの世界観に
到達できたことを言うのではないかと
私は思っています。

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