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戦うという最後の選択肢


日本は長い間「平和主義」という原則のもと
戦争とはよくないことだとずっと教えられてきました。

第二次世界大戦後ほとんどの国は
そのような原則で動いていたかと思います。

ただ最近のウクライナ情勢により
またそのような価値観を覆えすような
事態となってきております。

当初は
「圧倒的な戦力差なんだから
 ウクライナ早く降伏すればいいのに」
と薄々考えていた方もいたかと思いますが
それは降伏後に比較的良心的な扱いを受けた日本ならではの発想だと最近気付かされました。

相手がアメリカだったので
ジェノサイドのような悲劇は
起こらなかったのです。
ただそんな国ばかりではなく
現に戦争に降伏後
非人道的な扱いを受ける国などは
たくさんあります。
戦争が終結すればいいと
いうものではないのです。

逆にこうも考えられます。
日本が当時神風特攻隊のように
国のために命をも投げ打つクレージーな
戦い方をしてきたから
報復を恐れ慄いてたアメリカ軍が
日本人の戦闘意識を削ごうと
日本人の国民性を研究し尽くした結果だったと。

つまり相手に脅威を与えるというのは
戦後の平和や秩序を守るために
とても重要なのです。

核を保有することをずっと反対してきた
私たちはこの視点が欠けていたかと
思います。

現代では国のために命をかけてまで
戦う意志のある人は少ないと思われますので
他国に攻められたりしたら
一貫の終わりだと考えてしまうでしょう。

ただ平和主義で戦闘意識がなくなったと
思いきや
日本で大ヒットを飛ばす漫画などは
なぜか戦闘ものなのです。

ドラゴンボール
グラップラー刃牙
ONE PIECE
鬼滅の刃
東京卍リベンジャーズ

などなど。

これらに共通するシチュエーションとは
現実世界では「そこまでのことある?」
というような理不尽なシチュエーションで
話し合いで解決することが出来ない問題が
結構な頻度で多発します。

今まで一生懸命地味に真面目に
積み上げてきた弱者の宝物を
力づくで奪う悪人がいて
弱者はヒーローに助けを求めます。

現代社会ではそこまでの問題は
そんなに多発しません。
なぜならどんなに腕力のある人ですら
みんなが「戦うことは良くない」という
教育を受けてきているから
そもそも強奪する側に回ることはないし
何かちょっとしたトラブルでも
コミュニケーションで解決します。

ただ稀にそういった理屈が通用しないケースが発生し虎の子として
戦う」という選択肢が出てくるのです。

私たちはこのような漫画を通して
理屈でどうにかならない相手には
 最後は力でねじ伏せないといけない
」と
無意識に刷り込まれているから
そのような展開を好んでしまうのでしょう。

今までずっとそんな理不尽な話は
漫画でしか起こらないと思っていた
私がいました。

ですがこのようなことは
実は地球の裏側では今もずっと
起こっていたのです。
それが露見した今回のウクライナ侵攻だったと思います。

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