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きざいのしんか

はじめて出会った中判カメラは、ミノルタの二眼レフだった。落ち着いたデザインで使いやすく、見た目も魅力的で、中判リバーサルフィルムの大きさは、それから暫くハマる程の感動を与えてくれた。くれたのだが。如何せん気軽に持ち運ぶには大きかった。

次に手にしたのはどこぞのマイナーメーカーの赤窓式蛇腹カメラ。周辺流れはひどかったが、蛇腹ゆえにとてもコンパクトだった。コンパクトで使いやすいのはいいのだが、如何せん目測式だった。目測で距離を測るのは苦手だ。単独距離計は手元に無い。風景はいいが接写がやりづらい。

「はあ、ピント合わせが出来る中判蛇腹式カメラはないものか。無いよなあ」そんな風にぼやいていたら、なんと発見した。それがマミヤ6である。

そんな出会い方だったものだから、マミヤ6との出会いは「機材の進化」だった。すばらしい機能を持った新しいカメラを!手に入れたぞ!

フィルムコストの関係から今は常用していないが、本当にいいカメラだ。ちいさい・かっこいい・ながれない・むずかしくない。世のカメラ女子にもっとバカウケしてもよいと思うのだが、蛇腹がだめになっている個体が多いのがいかんのだろうか。

120用の現像タンクもあることだし、期限切れでも調達してまた使おうか。



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