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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語

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白兎神社に鎮座し白兎大明神となった因幡の白兎シロナガミミノミコト。 のどかに縁結びにご利益を与えて暮らしているうちに時は流れ江戸時代に。 一人の訪問者によって平和は破られ、日本を…
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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語1 鹿島より因幡へ使者が来たり…

お久しゅうございます。 白兎神社の白兎大明神、シロナガミミノミコトです。 覚えていらっし…

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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語 2白兎神、鹿島の謎に挑まんと…

オオモノヌシノカミ(大物主神)が、嫌そうな表情をなさいました。 「あのさあ、オオクニヌシ…

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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語 3  親しき女神たちの助けを得…

〝神の道〟ではありません。 日の本の人間の住まう場所のようです。 辺りを見回しました。 …

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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語4 ついに謎の敵と遭遇し、さら…

きょろきょろとあちこちを確かめるように見ています。 もちろん問いかけられましても、わたく…

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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語5 鹿島神宮に至りしが、敵味方…

とまどうわたくしに、毘沙門天は静かな声音でお答えになりました。 「いいや、おまえと遣いの…

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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語6 タケミカヅチノカミに会い謎…

「それは、親玉の気配ですか? それとも、神宮の中の手下の気配ですか?」 トオミノミコトが…

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白兎神、大いなる陰謀に巻き込まれ日の本を救いし物語7 陰謀の結果は大団円へとつながりし話

鹿島の大神様は、なだめるような口調になられました。 「それすらも危険だったのだよ。いや、ナマズたちが結託して何かを企んでいるということも、おそらく誰よりも早く気付いておられただろう。何しろ、あの御方が造られた国だからな。だが、ご自身が持つ力の大きさもよくご承知だった。たとえ神々に注意を促しただけでも、言霊によってご自身の〝地と黄泉の気〟が悪影響を与え、ナマズたちの陰謀に加担してしまうとわかっておられたのだ。だから、鳥が尋ねても教えるわけにはいかなかったのさ。ただ他の神々がナ