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他人だったら良かったなんて言わないで

わたしには年がすこし離れた兄がいる。
わたしも兄も精神的に不安定で、共依存状態にある。(どちらかと言えば兄のほうが不安定だ)
閉じた二人だけの輪の中で、家事をし、日常をなんとか耐え凌ぐ。
それだけで精一杯だ。

人生をリセットできるような余力と資産は残されていないし、人生を二人で歩いていくにはあまりに足元が不安定だ。

正直、疲れてはいる。
ただ、それでも一人ならここまで来れなかっただろうとも思う。
兄がいるからわたしは頑張れたし、兄も同様だった。
だから、今回のnoteは兄の好きなところを書き連ねていきたい。

まず、知らない人にも優しくあろうとし、常に人の痛みを感じようとしている所が好きだ。
それが原因で傷つくこともあるけど、その繊細なあなたが好きだ。
次に、詩的で心に残る言葉をたくさん生み出してくれる所が好きだ。彼の作る言葉は星空のようで、わたしの心に輝きを残してくれた。
あと、どんなものでもおいしいと言って完食してくれるとこも好きだ。料理してあげたくなるから。
最後に、わたしのことを好いてくれている兄が好きだ。愛したいし、愛した相手には愛されたいから。
多分この感情は兄妹愛でもないし、恋愛感情でももちろんない。ともすれば病気の症状かもしれない。
それでもわたしは、兄を信じているし愛している。
だから、「他人なら良かった」なんて言わないでね、お兄ちゃん。





書いているうちに兄が帰ってきたので、今回は短めに終わりたいと思う。

よき愛を。

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