10月3日 入院4日目

 今日は何やら検査をしたんですけど、結果を見せてもらってないのでどういう状況なのかわかりません。折角なのでここは一つ妄想で我が身を考えてみましょう。実感としては初日から2日目の朝にかけて改善の兆しが見えたところまでは良かったのですが、その後あまり変化がなく手持ち無沙汰と合わさり微妙な気持ちです。治るにしても数ヶ月はかかるとかさらっととんでもない事を言われたり、それだって本当に完治するならいいですけどあの手この手を尽くして打つ手なしに陥ることもあり得るわけで、不安です。不安をだらだら書くのは良くないみたいなことを昨日一昨日と書いた気がしますが、病人なんだから不安くらい書いたっていいだろがという気持ちに切り替わってきました。情緒不安定だ。でも気丈に振る舞ったところで容体が良くなるわけでもないし、まあ、無理のない範囲で頑張るしかない。現状を一つ一つ見据える機会が得られた結果、いよいよ己の混乱と向き合わなければいけなくなったのだ。
 入院生活の中でも特に誰かと話したりもせず(病状的に会話がきつい部分もある)、スマホをいじったりソシャゲをしたりしていると自分の生来の気質がどういうものなのかがよくわかります。入院中に話す先生や看護師の人たちというのはこっちの事情をわかってる人な訳で、そんな中で過ごしていたところからいきなり実社会に放り出されたらどうなっちゃうんだろうという気持ちもある。帰れるのか、実社会。自分が社会の中で生きている実感ってみんな意識したりしないだろうけど、病気になるとそういうことを考えます。そういうことを考えたりするくらい、暇なんです。文化的な日々といえば何やら賢そうですが、読書にしろゲームにしろそれしかやることがないからやっている時というのはいまいち集中できないものなんです。それが片耳が聞こえないのと合わさってみたりしたらね、さらにです。文字読むのが好きな人間でまだ良かったなと思います。本って偉大な文明かも。

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