10月2日 入院3日目

 今日も大体ベッドの上で過ごしました。起き上がれないわけでも耳以外に不調があるわけでもないのに、のんびりとベッドの上にいると自分が重篤な病人になったような気持ちです。まあまあ重篤な病気ではあるけども。あと薬の副作用か普通に眠気があったり、療養中という言葉がしっくり来る感じです。
 とは言え今日は家族に持ってきてもらったパソコンで課題と向き合ったり、やることはやった1日でした。頭がいまいち回らない状態で書いたものを提出するのって普段だったらそこそこ抵抗があるけど、頭がいまいち回らないので気にしませんでした。
 入院生活と言っても身体中にチューブが繋がれてるとか1日の大半を眠って過ごすとかそういうアレでもないので、早々に暇を持て余すことになるのだろうなという予感があります。ただ積読と向き合う時間が期せずして大量に手に入ったので、先日の予定とは大違いですけど本は読めてます。昨日は「同志少女よ、敵を撃て」を読んで、今日は「潮が舞い子が舞い」を読んでました。温度差がすごい。重たいやつの後には日常系に行きたくなるものです。こんな状態でも読書中って楽しいもので、本が好きな人間で良かったなと思ったりもしました。ゲームは通信環境の制約がありますし、耳の不調だから動画とかもあんまり見る気になれませんし。読書中だけ音が想起できるとか、夢の中だと耳が聞こえるとか、そういう感傷に浸る日もやっぱりいつかは来るんでしょうか。もう3日も経つのに、未だに自分の状態に現実感が持てません。他人事のような感覚のまま退院することになったとして、前みたいに人生をすることができるのか。どうなってもやるっきゃないので、頑張ります。

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