7月26日 事務パワー:E

 ちょっと視力の低下がすさまじく、声をかけられるまでまず相手に気付かない状態になってきました。普通に考えて放置してるのも良くないかなと思いつつ、メガネを普段から持ち歩くなりコンタクトに切り替えるなりを実行する諸々のステップが億劫です。ステップがあるんです、私にとっては。

 事務作業に向いているかどうかって、役所の書類や税金関係の手続きと一生付き合っていかなければいけない以上ほとんど人生を左右するといっても過言ではない能力なのに、かなりの人に舐められてると感じています。私の言う「事務作業に向いている」は、「一か月前に家に届いた提出しなければならない書類がすぐ見つかる場所に保管されている」とかそういうレベルなので極端ではあるんですけど。電車の中で楽しさよりは暇つぶしの比重が強そうな表情でスマホをいじってるサラリーマン達も、みんな公的書類の手続きをこなしてるんだなと思うと不思議な気持ちです。全然そんなことはなく、脱税とかしてる可能性もあります。
 シングルタスク過ぎて一個始めたら他のこと考えられなくなるし、手紙は無くすし、職員の人とも満足に話せない私ですが、人よりもタイピングがちょっと速いという一面もあります。あるんです。”事務作業”の中でも限られた場面でしか活躍できないスキル。良いじゃないですか。誰がどう見ても悪用し放題の能力をハズレスキルなどと謳う昨今のネット小説を思えば、タイピングが速いという長所で無双する話だってどこかにはあるでしょう。ちなみにあった場合の作品の山場は、キーボードが存在しない世界でタイピングが一体どういうもので、それの何がすごいのかを異世界人に納得させる描写になると思います。

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