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『うつらうつら移りける辞』#12

つつましやかに身体性の否定と肯定の間で浮揚とうたた寝をし続けている


記憶にある限りでは「最も」とは言えないが,如何せんフルスピードの思考と労働を行える状況に身を置くことができないでいる憤りと酷暑と曲線美を描きながら展性を存分に発揮している現実感をピンボケしたままに捉えているのでそこそこに疲弊しているこの頃である

こんなに多くを生み出せない,なんの感性すらも音をあげない疲労がどこにあろうか    愛らしく佇んでいる純朴で尊い指向性をオブジェクティブに眺めていて,宙空で満たされてやまない人型の陶器に塗りたくろうと意図しながら,そこにある淀みのないルサンチマンだけがなんかで構成された次元の壁みたいな距離を媒介して泥を食みながら流れ込んでくる



いい気分ではないがいい身分なのかもしれない  俺は全くそうは思わんけど.

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