よわっちい自分の願い

 “それ“は終わりではなく始まりだとは分かっていながらも、やはり辛い。そして、その辛さを今まで一人で受け止めることをしてこなかったせいか、誰かに頼りたくなる。でも、そう都合のいいように頼れるわけではない。相手にだって相手の流れがある。それは自分もそうだ。受け取れないときには受け取れない。それに常にそうしようとも思えない。自分にできないことを誰かに求めるなんてわがままにも程がある。でも、自分はそんなよわっちい自分なのだ。

 そんなよわっちい自分を責める自分もいる。

「もっと強くなれ」

そう言い続ける自分もいる。「人は一人で生きていくのだから」という信念を抱えているようにも思う。それは自覚している。

 だから自分は自分の味方でありたいのだと思う。そして、自分が自分の味方になる人が増えればいいと願いさえするのだ。そのうえで、誰かから借りられるものは借りていくというスタンスを取ればいいと思う。

「人は一人で生きていくけれど、一人だけで生きていかなきゃいけないわけじゃないよ」

 そんな言葉を自分にいってあげたい。僕の周りには頼れる人がたくさんいるのだから。

2021.1.26.22:16

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