やっぱりひとりではなかった#19

ひとりで生きていくと言ったり、そのためには人と共に生きるが大事だと言ったらしておきながら、結局気づくのである。

やっぱりひとりじゃないじゃん、って。

でも、そんな当たり前のことに気がつかせてくれるのも他人なのだ。他人というとよそよそしいので今日は友達、いや仲間、いや同志と表現しておこう。

同志というとなんだか同じ行き先を持っているかのようだがそうではない。おそらく自分は、清く美しく生きたいという思いを持っている人たちを勝手に同志だと思っている。行き先はバラバラだろう。もちろん清く美しくの基準だってバラバラなはずだ。さらにいえば、それらを自分の主観で判断しているに過ぎないので、思い込みと言えば思い込みなのだろう。幻想に過ぎない。何もかも。

でもそれでいいのだ。

今の自分に大事なのは、まさに自分が思う”清く美しく”で生きることなのだから。

自分がそう感じる人たちの生き様を観て感じて真似て、自分のものにしていく。

その先はどこに向かうのだろう。

安心感溢れる時間と空間の中にいたい。

そんな言葉がぱっと浮かぶ。それはどんな自分であってもそこにいられるところ。自分で静かにいられるところ。はしゃいでもいられるところ。

全ての感情の存在が許可されたところなのかもしれない。

そんなことを満月があまりにも綺麗だったため、急遽東京タワーへ向かうことにした電車の中で考えていた。


2021.10.20.20:13


東京タワーに登ってみて感じたこと。

まだまだ人に振り回されている感じがある。それを感じられただけでもよかったかもしれない。

振り回されてもいいのだけど、振り回されることを選択できるようになりたい感じもする。

2021.10.20.21:32

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