日本を前に進める 感想文

 2022.03.27 記載(発売から1周年の記念にあたりまして、掲載)

 今まで、感想文と言えば小説ばかりが浮かんでいた私ですが、この度こうして河野太郎衆議院議員の書籍に対しての感想文をしたためる事となりました。自身が興味を覚えた部分のみの記載となりました事。また、審査員を務めておきながらの飛び飛びとした内容の駄作ではありますが、ご笑覧いただければ幸いです。

 第一章

 幼少期の想い出を公表するとした場合、自分なら恥を公表するのではなく、表彰されたなどの輝かしいばかりの内容を記載すると思います。それが、この書籍においては恥ともとれる内容が記載されています。自分が歩いて迷子になった話。自身と照らし合わせるのもおこがましいですが、書道教室に行くためにバスに乗って終点まで行き号泣した事を思い出しました。つまり、寝過ごしたのです。冒頭だからこその内容かもしれませんが、つい微笑んでしまうエピソード。硬い政治家の書籍と思わせながらの内容。きっと、私以外にも頬を緩ませてしまった方もいらっしゃる事と思います。

 第二章

 生体肝移植についてですが、どうしても福祉関係の職業に就いていると目に入る話題です。自身の両親や兄弟が病に侵されて、自身の臓器が役に立つかもしれないという、そんな状況において、家族関係が険悪ではない限りですが、何もしないという事はないでしょう。しかし、自身の病魔であれ、身体にメスを入れて、あえて傷を作るという行為は美談ではありません。傷口は、治るために収縮をします。その際の痛みは筆舌しがたいものがあると思います。のちに、明け渡した臓器の空白が自身に痛みを与える事は言うまでもありません。痛みを与える覚悟に、もらう覚悟のどちらも必要です。今後は、人工臓器などが出来て、この様な痛みが出ない可能性があります。その事に対しての期待を、私は持たずにはいられません。

 第三章

 もう少し勉強してからになります。申し訳ありません。

 第四章

 防災に関してですが、私自身の職業と関連しています。目下、独居のご高齢者様が増えている中で、管理会社の皆様・公共関連にあたる省庁を始めとして、他にも水道やガスや電気の民間企業様とのつながりがあります。○○様の関係はありますか?など、どこに繋がりがあるのかを互いに提供しあっている関係性です。河野様が外務大臣だった際に、他国の要人等と顔を合わせる事に対して積極的だった事は、無駄ではなかったと思っています。知らない関係の相手より、見知った相手なら個人情報でもお互いに共有する事が出来ます。緊急事態の状況で、個人情報の保護も大切ですが、こうした非常事態の対応も大切です。それによって、救われる命も必ずあります。

 第五章

 恐らく、今こうしてパソコンを利用できていることは、奇跡でも何でもない事は言うまでもありません。この時間も、夜勤として勤めている人がいる事が事実です。危険と隣り合わせの皆様がいることに、私たちは目をつむってきたのが今の状況です。しかしながら、原子力は未来のエネルギーであった事は確かです。そして、先々代の皆様から「安全神話」を謳われて、こうして今現在の発展につながっている事は見紛う事なき事実だと思います。自然災害を経た今、コストを低く抑えて、そして今までの生活環境を維持する事は難しい事はいうまでもありません。今後、熟考をして世代を繋ぐにはどうしたら良いのかについて考える時が来ていると、書籍を読んで思いました。ひ孫どころか子供すらいませんが、彼女や彼らに繋ぐ足掛かりを少しでも残したいと思いました。

 第六章

 かかりつけの医師というものが侮れないというのは、自身の職業柄かもしれません。普段から、その人の人となりであり体調を知っている医師程心強いものはありません。何せ、普段から高血圧な人が他の知らない医師を受診して、大騒ぎされて入院させられたとしても、それが通常の状態だと知らないからの対応なので仕方がありません。今後、ネットワークを利用して、地域を飛び越えた情報共有や何ならレントゲンなどの診察を自宅で行えるようになれば、ネット受診も夢ではないかもしれません。若い皆様には信じられないかもしれませんが、片道が30分の道のりの大病院に行くために、電車に乗る歩行機能すら恒例の皆様にはない事が実際にあるのです。

 第七章

 私の祖母の話になりますが、文字の読み書きが出来なかったそうです。そのために、私の母に対して、当時の最高額までの教育を受ける様に何度も言い伝えて、実際にそうしたと聞いています。しかしながら、最近でも収入格差において、こうした格差を埋める事は難しい状況となっています。書籍の中において、成人を経た社会人が大学に入学をして学習をする事が記載されています。学び直しは、大切な事だと思います。とはいえ、周りの環境が学び直しを必要だと思っていない環境だと難しいかもしれません。それこそ、本人が賢いか、周りの環境がそれを許すかによって左右をし得ないと思います。コロナ禍において、良くも悪くもネット環境が全体に行き届いている中で、学び直しの機会というのは増えていく事が目に見えて明らかだと思います。決して高等な教育が必要だとはいいません。仕事で必要な事を学ぶことも、私はまた学び直しだと考えています。

 第八章

 ネットワーク社会というものは、諸刃の剣だと思います。仕事の関係で、一人暮らしの高齢者の皆様の氏名や住所に年齢の情報を得る事が出来ます。もちろん、その情報を悪用する事はありません。ですが、はたから見れば個人情報の侵害となる事でしょう。しかし、その情報をもとにして震災に際して対応する事もあります。酷い伝え方になるかもしれませんが、個人情報の保護を謳う皆様が一人暮らしの高齢者の皆様が震災に際した時に救助には向かってくれません。実際に動くのは、地域の高齢者を支える福祉関連の人間です。個人的なコメントにはなりますが、マイナンバーカードを活用するという事ならば、それに介護保険証とお薬手帳に医療保険証もつけてほしいと思います。そうすれば、震災に見舞われたとしても既往歴や服薬情報に介護情報も分かると思うのです。

 

 自身で言う事でもないかもしれませんが、思いつくまま書いた内容です。書籍の内容をくみ取れていないどころか、暴走した内容です。自身が、審査員として皆様に暴走をしないようにと願って描いたものがない内容です。皆様の感想文を拝読し、感動した内容とは思えないものです。恥ずかしながら、以上を持ちまして私の感想文とさせて頂ければ幸いです。

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