さあ、行こう!
一気に春から初夏のようになりました
この春もひたすらリハビリと勉強をしていますが、今までと違い、古楽のコンサートを立て続けに3回行けたのは大きな収穫でした
広島エリザベト音楽大学開催のトン・コープマンオルガンコンサート
福岡でのバッハ・コレギウム・ジャパンのロ短調ミサ曲
熊本でのバロックトランペットコンサート
いずれも世界で活躍する方々ばかり(トン・コープマンはまさに巨匠だし)で数年ぶりの古楽コンサートが嬉しい春でした。
特にロ短調ミサ曲は
自身も歌って馴染みがありますが
ヨーロッパで絶賛されたバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏は、まさに天使たちが降臨して歌うようでした
(先だって鈴木優人氏のオンライン講習もあり、譜面に沢山残された十字架の音形と信仰告白にも感動)
バロックトランペットは神を讃えて鳴り響き、カウンターテナーの素晴らしい包むような高音に酔いしれ、全ての楽器と合唱が三位一体となり、天上から降りそそぐようでした
そんななかで、ふと天使が沢山降りてきてふんわり私の肩を抱きしめて、「さあ、行こう!もう恐れることはありませんよ」と告げたような不思議な感覚になりました。
そして涙がポロポロ流れて終演後もなかなか止まらず…
それ以降、精神的に辛くて歌えなくなっていたロ短調ミサが歌えるようになり、また、目の前の扉が開かれるような気持ちがします
音楽が魂に響くとはこういうことなのでしょうか
もうすぐ命日で、たまに辛いこともありますが、共に歩んでいけそうな気がする、少しだけ明るい春です