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師走になって

どんよりとした空と冷たい雨で師走が始まった。

昨日は1日出かけることなく、小豆や黒豆を炊いたり、蕪と豚肉の煮物や餃子をこしらえていた。

朝は前夜の鎮痛剤で動けず、貴重な時間を無にしたような気がしたが、色々作り置きが出来た。

助っ人の後輩は甘い物が大好物だから、小分けにして冷凍し、また来てくれたときに食べてもらうつもりだ。

黒豆は前倒しのお正月
実は昆布巻も購入した
いつまで食べられるかわからないので、ちょこちょこ前倒しで食べている。

因みにクリスマスと正月はホスピスだから、準備も必要ではない。

毎年大変だった年末年始の料理や掃除。もう私がする必要もないので気持ちも楽だ。

師走の福岡タワー

今は配偶者が他県で仕事中なので日々助っ人の後輩と穏やかにとても静かに過ごしている。
テレビも見ないし、音楽もあまり流さない

後輩は数学やプログラミングを学んでいたり、読書したり、私について料理を学んでいて
まるで本当の子供といるようだ。 

糸島 二見ヶ浦

このところフェーズが変わったようで、食事の支度も少ししんどい。食事量もなかなか増えないので体重減少は止まらない。

そもそも白血球が1万超えているのだからダルいわけだが、
首筋からの頭痛やら、整形外科的痛みでノックダウン中だからとても残念だ

22日からのホスピス入院では、ありがたいことにリハビリがあるらしいので、身体のメンテナンスが出来るし、食事の心配はない

少しは良くなって、年明けには退院出来たら、とは思う

二見ヶ浦の夕陽

ホスピスはお試し入院と言われているが、案外もう退院は出来ないのかもしれない。

治らないし、段々と死に向かうわけだから、希望が持てない

希望が持てない辛さは本当に当事者にしかわからないのだと思い知る

しかし

糸島 芥屋の大門

ホスピスには10年近くお世話になっているチャプレンがいるので、このスピリチュアルペインに寄り添ってくれる。
今回も入院日には必ず部屋に来ますよ、と言われ、心強い。

愛宕大橋近くから
福岡タワーを臨む

絶望のなかで
チャプレンに寄り添ってもらいながら
一筋の光を感じられるかもしれない

それが頼りの師走になりそうだ

福岡市 生の松原
能古島が見える
檀一雄や井上陽水の歌でも有名

(トップの写真は福岡市今津のMOON MOON MOON CAFEにて)



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