見出し画像

No 21 誰も見てない時の姿

神社に参拝すると出会う狛犬さん。
あまりにも可愛くてつい頭や手を撫でてしまうことがあるのだけど、そんな時にふと思う。
夜誰もいない境内では、元気に走り回ってるのではないかなと。人目につかないように、こっそり追いかけっことかしてるんじゃないかなって想像しては、仲間に入れて欲しいなとか思ったりしてる。
そう言えば小学校の頃、学校には二宮尊徳の銅像があって、夜中にはグラウンドを歩いてるって噂があった。どうしてもこの目で真実を確かめたくて親にお願いして夜中の12時に学校に連れて行ってもらったことがある。
当たり前だけど、銅像はいつもの場所にいた。

期待外れな気持ちと安心感とが入り混ざった何とも言えない気持ちだったのを覚えている。
人に見せる姿と、誰も見てない時の姿、誰もが使い分けて生きていると思う。
そして誰にも見せないような姿を見れた時、人はその人との距離が縮まったと感じるのだろう。

つまり私と狛犬の距離はまだまだソーシャルディスタンスってこと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?