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マッドパーティ忘備録(2021/4/10シティリーグアディショナルシーズン 17/52位)

久しぶりに対面で真剣勝負のポケモンカードができました。
次弾の新カード「こくばバドレックスV」により、マッドパーティの立ち位置が厳しくなってしまうため現状のマッドパーティについて書き残します。

デッキ選択経緯

現環境はミュウツー&ミュウ(MM)デッキ、れんげきウーラオスデッキ、ムゲンダイナデッキが弱点や打点によって3すくみの形を取りながら、それ以外の様々なデッキが活躍できる環境であると考えています。
使用候補として、元々使用していて練度のあるマッドパーティ、V・GX環境で刺さりのよいジュナイパー、ビートダウンと特性ロックが強力なムゲンダイナの3つを考えていました。
4月1週のシティリーグの上位入賞にジュナイパーが散見された事、4/3の四天王選抜戦で悪タイプを中心にしたMM2デッキが活躍した事、そして最大の理由として「こくばバドレックスV」により近い将来特殊エネルギー主体のデッキが使いにくくなる事から「マッドパーティ」でシティリーグに挑戦する事に決めました。

デッキレシピ解説

このデッキはCL愛知で使用されたこちらのレシピを参考にしました。チラチーノでトラッシュとドローを加速させるマッドパーティです。


元々マッドパーティを使用していましたが、比較できないほど練度の高いレシピで感動しました。
そしてこちらが実際に使用したデッキリストです。

マリィを1枚トリプル加速エネルギーに変えました。これは一人回しで練習する中で、ワザ宣言の安定とチラチーノに貼って逃げる可能性があったからです。4〜5回のワザ宣言でサイドを取り切るのが理想の為、過剰になるポイントでもあります。
ポイントを解説します。

ヤバチャの採用枚数
4枚採用しているレシピを見かけますが、4〜5回のワザ宣言でサイドを取り切る為には3体のホルビーと2体のポットデスがいれば十分だと考えています。また、特性によるドローもこのデッキではチラチーノの方が捨てるカードの縛りがなく優秀です。
4枚採用する場合は他のカードを減らす必要もあり、少なくともチラチーノを採用するタイプであれば3枚で良いと考えています。

チラーミィ
HP60を採用するとれんげきウーラオスVのひるがえすを宣言されると弱点で気絶する為、HP70が重要。

デデンネGX
採用がためらわれるカードですが、このポケモンをバトル場に出して試合がスタートする可能性が低い点(たねポケモン合計17枚採用)、初動の事故回避や打点確保のトラッシュ&ドローを1枚で両立できる点が優秀で採用するリターンも大きいです。

ミュウ
ベンチで待機するポケモンのHPが低いので、れんげきデッキを筆頭に、インテレオンVMAXやジュナイパーなどの対策として必要です。
急いで置く必要はなく、ウーラオスVMAXのキョダイレンゲキやナゲツケサルのなげつけるを使われて困るターンの1つ前の手番に置くのが理想です。早めに出してもインテレオンのクイックシューター3回でサイドをプレゼントするだけです。
これはどのデッキに採用する場合にも共通の考え方かなと思います。

ともだちてちょう・ふつうのつりざお
序盤で展開の都合上トラッシュしてしまった必要なカードを山に戻す為に採用。博士の研究で序盤にトラッシュしてしまうのはご愛嬌。てちょうでボスの指令を2枚山に戻し、山を引ききることで勝てるような試合を目指していくのは一つの理想です。

やまびこホーン
3-2-3のような過剰にサイドを取らせるプランを押しつけてくる相手に有効。一度倒したポケモンやトラッシュしたポケモンをベンチに戻す事でこちらのサイドプランを組み立てやすくなります。一度倒した3神をベンチに戻したり、MMをベンチに出すのを嫌ってトラッシュした時に狙うと強力。なので使われて困るデッキはベンチ埋めないでください。

あなぬけのひも、Uターンボード
それぞれこのデッキにおけるいれかれ用のカード。順当に展開できていれば必要ないが、あると便利です。あなぬけのひもは擬似的なベンチ呼び出しとして使用できればダメージレースにも有効です。

プレイで意識した事

・サイド落ちとサイドプラン

最初に確認すべきは、山札のエネルギーの枚数、アタッカーのヤバチャ-ポットデスライン・ホルビーの枚数、デデンネGXの有無です。どの試合でも最初に必ず確認しました。

アタッカーにエネを付けてマッドパーティを宣言しなければサイドは取れません。エネルギーが2枚以上サイドにある場合、特にエネの扱いとサイドプランに慎重になる必要があります。ホルビーはツインエネのみでしか攻撃できないため、ポットデスにツインエネを貼った瞬間、攻撃できるホルビーが1枚減ることを覚えておきましょう。

デデンネGXがサイド落ちの場合は他ドローエンジンのポケモンやドロサポに1枚でも多く触れるよう祈りましょう。

その他1枚しか入っていないカードやボスの指令はゲーム序盤に使う事は珍しいので、2回目のデッキ確認で把握できればベターです。

・ボール系カードの使用

言語化が難しい部分です。マッドパーティを使う上で最も意識して練習すべき点だと思いました。

一般的に、山札を引くカードを使ってから引けなかった必要なカードを~ボールを使い手札に加える事が有効です。しかし、このデッキはボールで持ってくるポケモン(ポットデス、チラチーノ)が1ターンに引ける枚数に影響します。また、ポットデスはドローするためにマッドパーティのポケモンを捨てる必要があります。

最大限ドローするにはどの順番でカードや特性を使えばいいのか、攻撃したい場合トラッシュにあるマッドパーティの枚数は十分か、そもそもこのターンに急いでドローする必要があるのか、などプレイ中考えることは多いです。

対戦レポート

特筆すべき点はないですが、自身の忘備録として。

1戦目 デッキ不明(炎) 1-0勝
相手の先行、バトル場リセットホールマーシャドーのみでターンが回ってきた為、デデンネGXや相手の巨大なカマドを利用して必要な枚数のマッドパーティをトラッシュに送り勝ち。このようなイージーウィンがあるので、後行のホルビ―スタートは強い。

2戦目 ムゲンダイナ 0-6負
今回最も対面したくなかったデッキタイプ。
先1でヤバチャやチラーミィを十分準備できたが、後1でバトル場とベンチにドガースを用意されかくせいでガラルマタドガスに進化、特性ロックをかけられる。そのままマタドガスを処理できずズルズルと敗北。
参考にしたレシピから1枚ドローサポートを削ってエネルギーに枠を使っていた事、盤面にチラチーノ1、ポットデス1の状態であなぬけのひもを使用し、バトル場にマタドガスが来ても倒せる盤面を作れなかった事が主な敗因。

3戦目 れんげきウーラオス 4-6負
一見有利だが、ひるがえすやなげつける、クイックシューターでサイドを取り切るのに十分な打点が出る為ヤバチャやホルビーが倒されやすく注意が必要。
相手も立ち回りを理解している様子で、VMAXに進化しない、クイックシューターを複数用意するなど適切な対応をされる。
こちらは展開の為初ターンにデデンネGXを使ってしまい、中盤までにボスが引けずベンチのウーラオスVを倒せない事が原因となり1ターン間に合わず敗北。
入れ替え札や逃げるエネルギーが準備できずバトル場のチラーミィ、チラチーノが弱点でダメカンを載せられるターンが2回生まれてしまったのも敗因だった。

4戦目 草MM 6-3勝
TAGTEAMを2回倒してサイド6枚取得を狙いたい対面。
MMをプレイしてくれると楽だが、中々そうはいかない。しかし、相手の後1の初動でグズマ&ハラでMMがトラッシュされた為やまびこホーンで呼び出す先が生まれた。
こちらも特に事故要素もなくベンチに逃げた手負いのTAGチームをグレートキャッチャーで呼び出すなどして勝利。

5戦目 いちげきオコリザル 1-6負
マッドパーティの対いちげきは1エネでこちらのポケモンを倒せるデルビルの存在が大きい。さらにオコリザル主体になると、クロバットVやデデンネGXを使ってくれないと勝てない可能性が更に高い。その為後1からバトル場のマンキーを気絶させたかったが、後1で攻撃できないばかりか、初手で博士の研究で博士の研究2、チラチーノ2、つりざおをトラッシュする初動になり準備が進まず敗着。

結果2勝3敗でしたが、オポネントはそこそこで17位でした(CSP取得は0ポイント)。


終わりに

ポケカに限らず、趣味に真剣でいられるのは幸せなことなんだなと痛感している毎日です。シティリーグをはじめとしたポケカで遊べる場所を提供してくださる公式さんやカードショップさんには頭の上がらない思いです。ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。

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