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子供が一番かわいい時期はいつなのか調査したら、ちょっと泣いた

急に大声を出してすみません。当方、もうすぐ6ヶ月になる赤子を育てているのですが、毎日かわいさを更新しているので最終的に「光」になってしまうのではないかと不安になっております。

<子どものかわいいところ一覧>
・下の歯が2本だけ生えてきている
・不満があるとき「ンブゥ」って言う
・寝たかなと思って目を離してもう一度見ると真顔でこっち見てる
・夫が近づいてくると「パパ…?」みたいな表情でジワ~っと笑い、「パパだ!」と確信を持つと満面の笑みで手足をバタバタする
・いつも寝返りの気配すらないのに、おむつ替えるときだけ寝返り打とうとする
・離乳食あげると「オエッ」ってめちゃくちゃまずそうにする
・ベビーカー乗ってるとき「自分が動かしてますが?」みたいなキリッとした表情をしている

こんなにかわいいのに本当に無料なんですか?

でもちょっと待って、このかわいさ、いつまで続くの? 今がピークなんじゃない? ある日突然、「この続きは有料会員限定になります」みたいなバナー出てきたりするんじゃない??

不安になった私は、でっけえでっけえインターネットに頼ることにしました。ということで以下のような、おツイートをさせていただいたのです(上品)

すると、なんと66名の育児戦士のみなさんからご回答をいただきました。年明けのこの一番忙しい時期に本当にありがとうございます。全員に心のヨックモックを差し上げます。

というわけで、このアンケートの結果を見ていきましょう!いくぞ!せーの!アンケート結果ガン見ザムライ~~~~!(誰も知らない掛け声)

アンケート結果を見よう


今回、このような形でアンケートを取りました。

一旦、小学校入学あたりまでで区切らせていただき、それ以降は「その他」を選択していただこうかと思い、上記のような選択肢としました。

気になる結果はこちら!!!

すべてに満遍なく票が入っていますが、特に多かったのは「1歳~2歳」。次いで「その他」「2歳~3歳」という結果になりました。1歳~2歳のみなさんおめでとうございます(?)

そして今回気になったのが、15票入っている「その他」。その他を選んだ方からいただいたコメントをご紹介します。

・いつでも尻上がりに可愛い
・今10歳ですが、いまだに毎日更新し続けているので、まじで回答できません。
・その時その時で違う可愛さがあります。どれも違って全部可愛いです。
・単純な可愛さで言えば2〜3歳だけど、14〜20歳過ぎの子どもが3人いる現在、可愛いはいつだって今、だと思います
・かわいいの定義が更新され続けるのでずっとかわいい
・常に更新しつづけている
・11歳の今も可愛いよ
・常に更新してくから選べない
・恐ろしいことに更新し続けてます
・今日で15歳。親バカですが最高に可愛いです。
・エンドレス
・常にかわいさを更新して今
・いつも。いま8歳です。
・全ての瞬間がベリーキュート
・常に更新しています。

みんな~~~~~!!!!!

聞いた~~~~!?!?!?!

ず~っとカワイイってよ~~~~~~!!!!!!!!

私はどこかで、子どもがかわいい存在から、そうでもない存在に明確に切り替わる時期があるのだと思いこんでいました。例えば反抗期に突入したあたりで、かわいいとかではない、むしろなんかムカつく存在になり、赤ちゃんのときとは全く別の生き物になってしまうのでは、と。

だから「こんなに激マブなの、今だけなんじゃないか…?」という不安が大きくなっていました。まだ喋らない我が子はわがままも生意気も言わないし、走ったりもできないから危険なこともない。今が一番かわいくて、大きくなるにつれてどんどん関わるのが面倒になっていっちゃうんじゃないかと。

そんな私のちっぽけな不安を吹っ飛ばす、最高の結果。きっと「その他」以外に投票してくれた方も、枕詞に「ずっとかわいいけど、強いて言うなら」という一言をつけたうえで、意図を汲んで投票してくれたのだと思います(実際にTwitterでそのようにコメントをくれた方が何名かいらっしゃいました)

この結果を見て「そっか、子どもって、大きくなっても、いつまでも自分の子どもなんだよな」という、当たり前のことに気づかせていただきました。投票してくださったみなさん、改めて本当にありがとうございます。

お母さんに聞く

いちばん身近な育児の先輩、3人の娘を育て上げた、私の母にもLINEで聞いてみました。

泣いちゃいました。

私も彼女の「子ども」であるということを、完全に忘れていました。

出産したことで自分の役割は「親」に変化して、二度と子どもには戻らないのだ、と勝手に思い込んでいました。

けどお母さんにとって私はいつまでも三姉妹の末っ子で。オギャアと産声を上げた瞬間から、はじめて立った日、幼稚園のお遊戯会でスイミーを演じた日、プール教室に行きたくなくて泣いた日、中学の部活の大会で失敗した日、志望校に合格した日、初任給で両親に旅行をプレゼントした日、一人暮らしのために実家を出た日、結婚を報告した日、それらがずーーーーっと地続きになって、今、母になった私がいるのだと、気付かされたのでした。

私は今、6ヶ月の赤ちゃんがかわいくて仕方がないけど。たとえば20年後に成人を迎えるときも、30年後にちょっとおじさんになったときも、子どもに対する愛は形を変えて続いていく。「愛は形を変えて」なんてJ-popでしか聞かないような言葉を恥ずかしげもなく言えてしまうくらい、それはいったいどんな形なのだろうかと、楽しみで仕方がなくなりました。

そしてこんな風にずっと愛を持って接してくれる親がいることは、決して当たり前ではないということも知っています。私の母だけでなく、アンケートに答えてくれた66人分、それぞれの親子の愛に触れて、ものすごく温かい気持ちになったのでした。

そして私も我が子に、この先もずっと愛を注ぎ続ける決意をしたのでした。

ちょっとした興味でアンケートを取ったら、想像以上に大きな愛に泣いちゃった、というお話でした。

おわり

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↓聴くと毎回泣いちゃう曲

【本日の一曲】 A・I・A・O・U / MONONO AWARE


ありがとうイン・ザ・スカイ