組織の“動的平衡”を維持するには

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例えば、机の上を一週間放置しておくとグチャグチャになるように秩序あるものは秩序が崩壊する方にしか進まない。

これをエントロピー増大の法則といい、それは人体にもあてはまる。

すなわち、人体内部でその法則による崩壊を防ぐために常に自己の細胞を破壊し、新しい細胞が生まれる状況を作っていくのだと青山学院大学助教授の福岡伸一氏はその著書「動的平衡2」でいう。

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これを読んだ時、それは企業組織にも当てはまると思った。

例えば、設立当初はそれなりに意味があった社内の制度やルールがだんだん実態から離れて意味がなくなってしまった時、それが新たな流れを妨害し、場合によっては組織を崩壊させるきっかけになる。

それを防ぐには、その制度なりルールが、社内の実態に合っているのか、を定期的に検証し、場合によっては、それらを廃止するなり改正していかなければならない。

制度やルール運営に関しても常にP(計画)D(実行)S(検証、熟考)のサイクルを回す必要があると思うのだ。

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