事業構造の再構築を図る

みなさんはリストラについてどんな印象をお持ちだろうか。

おそらく人切りといったような悪い印象をお持ちの方が多い事とは思う。

でも本来はそんな悪いものではないらしい。

リストラ、正式名であるリストラクチャリングとは、事業構造の再構築のことであり、2種類のタイプがある。

1つは徹底した合理化、ダウンサイジングをするなどして事業の競争力を高めることを目的とした本業強化型である。

もう1つは事業構造そのものを複合化して環境変化に対応しようとする事業多角化型である。

現在、自社も事業構造の見直し、再構築を行っている。

その目的は経営の安定化。

具体的にいうと長期・年間契約ベースの仕事の割合を増やし純粋なスポット仕事の割合を減らすということ。そのことにより収益のムラを減らし、財務を安定させ、かつ従業員の就業環境を安定させ、仕事に専念していただく環境を整えるにある。

上記の2つの分類でいえば、どちらかというと本業強化型だが、ムダを削ぎ取るだけでなく新たな仕事も増やしているので事業多角化的要素も少し加わることになろうか。

当然、この場合、若干名だが泣く人も出てくる。その中には実際いろんな形で抵抗してきた方もいらっしゃった。長く我が社のために貢献してくださった方だ。なので、それについて感謝の念もあり正直かなり複雑な思いであることを否めない。

でも今後アベノミクスが終わり、経営環境も大きく変化することを考えると、今代替わりして少し落ち着いたこの時期に決断しなければ、将来ウチも生き残れない可能性がある。

なのでこの改革を止めるわけにはいかない。

昔、自分の師匠が誠意と善意の違いをおっしゃっていた。

みんなから好かれたいから八方美人でいいことばかり言う人は善意の人。そこには自己愛の強さしかない。でも本当にその人のこと、その仲間のことのことを考え嫌われることも厭わず時に厳しいことも言い断行する。それが誠意の人。

僕は誠意の人でありたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?