いい時代になった

1. 「音楽はマーケティングじゃない、感情だ」。昨日、Facebookを見てたらとある音楽フェスの動画広告でこんな台詞をいうミュージシャンの映像があった。

おそらくこの広告は音楽はマーケティングじゃないと思っている人達向けのマーケティング戦略の一環なのだろう(笑)。マーケティングの意味を分っておらず、また、そういう横文字的なものに対して嫌悪感を抱く音楽ファン向けの(これ以上言うとへんな反発がありそうなのでやめておく)。

そしてその広告が自分のところに来るということは僕もそういう層と見なされているということなのだろう(苦笑)。

2. 確かにマーケティングって何?と言われるときちんとは答えられない。そこでネットで調べてみた。

アメリカ・マーケティング協会によれば「マーケティングとは、顧客やクライアント、パートナー、さらには社会一般にとって価値のあるオファリングスを創造・伝達・提供・交換するための活動とそれにかかわる組織・機関、および一連のプロセスのことを指す」と定義されている。

何のこっちゃと言う感じだが、要はお客様を含めた社会全体に対する価値の提供活動一般のことなんだろうと思う。

3. この定義に従えば、マーケティングはその時代時代の社会で受け入れられているメディアが主戦場ということにある。

実際、マーケティングの主戦場は今やテレビやラジオといった既存のメディアでなくインターネットに移行してきている。

このような流れの中でトリプルメディアという考え方が出てきた。

トリプル・メディアとはメディアを、広告など外部に対価を支払って得るペイド・メディア、企業ホームページなどの所有するメディアであるオウンドメディア、SNSやブログなど信頼や評判を得るアーンド・メディアの3つに分け、それらを有機的に組み合わせて、消費者とコミュニケーションを図っていくことが重要であるとする考え方のことである。

この考え方によればテレビやラジオといった従来のメディアはペイド・メディアの一要素に位置づけられる。冒頭の動画広告もそこに位置づけられる。そうなると企業にとってはコスト面で安いネットメディアの方が使い勝手がよいということになろう。この点からももはや主役でないということができる。

4. 自社も主に採用活動に関してではあるが、トリプル・メディアの考えに則り、マーケティング活動に勤しんでいる。

警備業にしては頑張っている方だと思う。正直ペイドメディアについては費用の面から厳しいものがあるが、それでも旧来の紙媒体やFacebookページでの広告は活用している。

自社みたいな小さな会社でもこういった広告活動が出来る時代になったのは有り難い限り。

この頑張りが功を奏すためにもその中身を磨いていくことが大切であると感じる今日この頃である。

 

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