私が資格者会議にこだわる理由

 本日、交通警備隊による資格者会議が自然消滅の危機に瀕しているということで急遽参加し、その必要性を述べさせていただいた。

 会社を維持・発展させていくためには経営者・取締役による正しい経営判断がなされなければならない。正しい経営判断をするためには正しい情報に基づかなければならない。


 しかし、自分は現社長と違い、交通誘導業務そのものについては素人も同然。理由あって仕事を覚える時間もない。なので自分と信頼関係を構築している隊長がすべての現場の状況を把握できる環境を作らないと自分のところに交通誘導現場の情報が正しく伝わらない可能性が高い。組織を作ることは現場を把握するための環境作りそのものであり、現場サイドのミーティングである資格者会議はその一環である。

 また明石営業所の設立によって今後は事業がますます拡大していくことが予想される。その1つ1つを自分が直接関わって情報を確保することは不可能に近い。事業が拡大しても現場の正しい情報を確保できる仕組みが必要である。組織作りはその仕組みそのものであり、資格者会議はその仕組みの一部を構成している。

 さらに正しい情報を手に入れることができたとしてもすべてそのまま経営サイドに投げられてもすべてに対応することは金銭的時間的コストがかかりすぎ、経営者としてなすべきことが十分にできなくなってしまう。そこでその情報を取捨選択し、優先順位をつけ、隊長会議に上げる隊長の存在が必要なのである。資格者会議は隊長にとっての教育の場でもあるのだ。

 把握出来ない業務の存在、会社の規模の拡大、それに中間幹部育成、これらの課題に対処するため、私は組織による事業運営を志向している。資格者会議はその一環である。今はその道半ばといったところ。なので絶対に資格者会議を終わらすわけにはいかない。

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